その名も「しっぺいふわふわ」。
何故か何人かから「なんでしっぺいふわふわという名前なのか?」という哲学的な質問を訊かれたのですが、磐田市のキャラクター「しっぺい」が「ふわふわ」という商品名のエアードームになったものという意味ですよね。
あと、浜松市の「家康くん」は、公式にも「ゆるキャラ」という呼称で公表されていますが。
磐田市の「しっぺい」は「イメージキャラクター」という公表のされ方をしていて。
家康くんが「ゆるキャラ」ブームにのっかった商業的な売り方をされていて、しっぺいの方は地域に愛され認知されるような役割を担っていて、地域というか自治体の考え方の方向性の違いがあって面白いなと思いました。
で、この「しっぺいふわふわ」の衝撃的なところは、入口が股の間のふんどしのところなんですよね…。
最初、入口が股の部分と聞いて、ふんどしをピラリとめくってそこから入っていくのだと想像していたのですが、そこまでギミックに凝って無くて、安心しました。
いや、でもやっぱり入口が雨で抜けたりエアーが抜けたりするので、ここにふんどしを暖簾みたいにかけて、めくりながら出入りしたほうがデザイン的にも良いと思いますね…。
ちなみにしっぺいは、ちゃんと日本ふんどし協会に入っています。
中に入ると、床が緑色になっているのですが、これは磐田市の名産であるメロンがモチーフだそうです。
よく分からないこだわりですね。
子供が飛び跳ねているのをよくみるのでトランポリンみたいになっているのかと思ったら、普通のエアーバッグ状に床がなっているだけです。空気圧でふくらんだ床なので、大人が高くジャンプしたりはできないのですが、体重の軽い子供ならそこそこの滞空時間を愉しめる作りになっています。
これ、貸切よりも大勢で入った方が楽しいですね。シーソーの原理みたいに、遠くが沈むと床面の布が引っ張られて遠くが跳ねる感じになるので、不特定多数が勝手に動くことで思いもよらない動きになってスリルと興奮が同時に楽しめるようになっています。やってみた大人の感想ですけど。
そういえば通りすがりのマニアックそうな人に「これ何気圧?」って聞かれたのですが。
中身が膨らんでいるのは、巨大な送風機で常に空気を送り続けているからだけみたい。上部にエアーの抜け口もあって、そこから空気を出すことで、中の空気を入れ替える役目もあるみたいですね。
密閉空間だといつか二酸化炭素だけになりそうだけど、こういうシステムにすることで常に新鮮な空気を入れ替えることができて、子供も安心! なんかよく考えられてますね。
この「しっぺいふわふわ」はイベント会社であるレンダー商会様の備品で、いろんなイベントで遊ぶことができるみたい。
遠目にも目立ち、ぼよんぼよん動いているのを見るのも楽しいですね。
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