鳥の巣 – 北京国家体育場


「鳥の巣」こと、北京オリンピックのメインスタジアム(北京国家体育場)。
いろんな問題も露呈していましたが、テレビで見た開会式・閉会式のイメージと感動をまだ覚えてる人も多いと思います。区画整理され都市設計された中国の町並みだからこそできる巨人の足跡の花火(ゴニュゴニョ)とか。
中国入った後に、空港から移動する際に見えていたので気になっていたのですが、「中に入れる」ということなので入ってきました。
力学的に見ても、鉄骨同士がバランスとりながら支え合っているようには見えないのでただのオブジェクトとしての飾りなんだろうけれど、自重ですぐにペシャンコになりそうな感じ。これ全体像どうなってるんだろ。
鉄骨は通風ダクトになっていて、会場内の空気を入れ換えているんだ絶対! テレビで見て思っていましたが、そんなことないみたいです。

中はご覧の通り、柱が1本もありません。
つまり「死角」が無いので、お客さんはどの場所からもよく見えます。ハズレの席がないというか。

雨が降っても大丈夫というよりは、おそらく女性向きに陽の光があたらない設計にしてるっぽい。

陸上トラックが無ければ、球技場として最高なのに!
サッカーの試合とかの場合はピッチがちょっと遠くて残念かも。
四隅にピクリとも動かない人影が立っているので人形かなぁと思っていたら、しばらくして首を動かしたので本物の人間と分かりびっくり。この仕事の時給いくらなんだろ。
ほとんどが外国人で、いちばん外国人を見た場所でした。

意外にコンパクト。
夜とかライトアップされると、丁度提灯みたいに鉄骨の間から灯りがもれてくるところとか幻想的。
敷地内の花壇なんかに夜間用のライトが設置されていたけど、そこも鳥の巣のモチーフを継承していてオサレです。
Presentation of Competation for the Architecture Design of National Stadium (2008 olympic Main Stadium) デザイン案一覧
【鳥の巣 -北京のヘルツォーク&ド・ムーロン-】映画 公式サイト

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