ウチの場合、玄関ホール入ってすぐのゲストルームのドアだけ、オプション品を採用してます。
というか、設計当初はドアが無い玄関から繋がったオープンなホールだったのですが、玄関から丸見えはプライバシーとかエアコンの効率とかの観点から良くないという外野からの声に、普通の部屋として区切られることになりました。
まぁ、ドアが邪魔だったら外せばいいし・・・。
一条工務店の場合、海外で大量生産された建材が「標準仕様」として使われるのですが。
その標準仕様のドアが、高級感を出したいからだと思うのですが、モールドが入っているのです。
僕はそのモールドがどうしても気に入らなくて、入れなくていいので普通のドアに・・・とかお願いしていたのですがやっぱりできなく、ここだけはオプションとして、他社メーカーのドアを設置することになりました。
最初、全面ガラスのドアを希望したのですが、コストと耐震性の関係から却下。
地震対策された家屋の設計って、本当に面倒くさいですね。
で、最後の希望としての自分の中での条件が、
・戸を引いた時に重くなくするする動く上質なもの。
・下の床面にレールが無いもの(邪魔だから)
・壁と同じホワイトカラー
・木目が無いもの。でもプラスチック系のような軽い質感は嫌。
で、いろいろ検討した結果。「大建工業」というメーカーの商品を選びました。
品質の良い建具を作るという好評価のメーカーさんだそうです。
僕の好みの装飾の無いシンプルなところが気に入り、これを採用しています。
先にオプションとしての値段を書いてしまうと、建具変更一式・11万4千円。
おぉ・・・。この部分だけのドアのデザインを変えるだけでかなりの出費。
ちなみに玄関ドアの追加は25万なので、それに比べれば安い方(?)なのかもですね。
※画像は当時のカタログ
現在、メーカーのサイトを見ると、もうラインナップが入れ替わっていて、同じ商品は無いようです。
結構入れ替わりが激しく、日々進化しているみたいですね。
■DAIKEN -製品ラインナップ:室内ドア(公式)
http://daiken.jp/b/shitsunai/index.html
ホワイトで塗装されていますが、基本は木材です。
よく見るとうっすらと木目のようなものが下地に見えますが、基本壁紙と同じで並んでみてもしっくりきます。
このあたりの質感はなかなか希望通り。木目の無いものって金属か安っぽいプラ系のものしかないのかなぁと想像していたのですが、こういうのもいいなぁと思いました。
床面にレールはあるのですが、いわゆるガイドのようなもので、ドア材が外れて事故がおきないように留め具の役割をはたしている感じです。ドア材自体は、上部から吊り下げられる形になっており、動かすのにかなりスムーズです。
昔の扉が重かったりギシギシしたりするのは、床に自重がかかっていて、その重みのせいで動かしづらくなっていて、現在のこういう形ならスムーズに動く扉を実現できるみたいですね。
あと、少し大きめのガラスが入ったドアにしたので、光も室内に入るし、暗くなりがちな玄関に光を通せるしで、結果的にかなり良い設計になりました。
くもりガラスになっているので、プライバシーを守りつつ、光だけを通します。
曇りガラスの質感って乱反射する感じでその統一感の無さに少しイライラするというか。あまり好きでは無かったのですが、少し光が漏れてくるような表現って、最近は好きになりました。
結構厚みもあり、しっかりしているので、全室の標準仕様のドアに比べて全然お気に入りです。全室これ系のドアにしたい・・・。
一条の標準仕様のドアもしっかりしていて高級感があるのですが、もうちょっと住民視線というか選ばせてくれると嬉しいなぁ。
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