ワークスペース、ここをこうしたかった


新築して一番欲しかった場所が、ワークスペース。
今までPC用のラックか小さいテーブルでちまちまと作業するしかなかったので、「PCと資料が並べて置けて、電源が確保されたデスク」というのは、自分自身が効率よく仕事をするにはどうしても欲しかった。
この場所なら、テレビやラジオの音に邪魔されることもなく。周囲の笑い声などの誘惑にかられることもなく。
突然「明日までに作って欲しいものあるんだけど…」みたいに突然声をかけられることもなければ。
納品前なのに「今から打ち合わせするよ!」と3時間ほど拘束されることもないのです。
あ。全部、仕事場とか〇〇〇〇関係のことじゃないですよ。絶対違いますからね。
で、実際に使ってみて仕事してみて思ったこと。
冷蔵庫近くにあった方がいいな。コップ洗える場所も。トイレも行きやすい方がいいな。狭くなってももっと静かがいい。気分転換にシャワー浴びられるように近くだといいな。それだと服が取り出せるクローゼットも。
つまり──。


賃貸の1LDKが最強だった気がする。
うん。なんだかね…。
専用の部屋にしてもメリットとデメリットがるもんなんですね。
でも気分よく作業ができる、業務効率にだけ特化した場所というのは、精神的なアドバンテージだと思います。
個人的なワークスペースのメリットは、やっぱり。
自分の環境を構築できること。究極的なユーザビリティである「特定個人限定の使い勝手」を実装できるメリットは、戦略的にも万能の要塞を手に入れることにも等しい。
持ち運びする必要の無く整理された保管庫と、手の届くところに大量の資料があることだと思います。
購入した写真などの制作素材はデジタルアーカイブ化してすぐ取り出せるようにはしてあるのですが。
紙としての資料は、やっぱりアバウトな検索ができることだと思います。
最近ようやく自分の頭の構造を説明できようになった反面、説明して理解してくれる人はかなり少ないのですが。
デジタルでのキーワード検索って、結局キーワードが必要なのですけど。
僕はイメージでしか覚えられないので、「あそこの場所のあの部分。あの時は棚の上の方、たしか青い背表紙だった」という覚え方をしているので、アナログの方が探しやすいのですよね。
自分の頭の中がキーワードで管理されているような人なら、デジタル向きだと思うのですけど。
使ってみて住んでみての感想。
幅広のカウンターがメチャクチャ便利。
ちょっとモノを置くにも、資料を広げるにも、すごく使い勝手がいいです。
棚とかテーブルとかよりも全然いい。もう床に置くとかバカバカしいので部屋全部にカウンターつけたかったくらい。
椅子がもっと欲しい。
カウンターがというわけではなく、椅子というかベンチみたいなのが多いと便利だな、と。
本棚から本を取り出して、ちょっと見る時。
靴下はくとき。
いろんな時に、「座れる場所があったらな」と思いました。
最初から段差を用意するとか、そういう設計も必要かも。
コンセントの位置、コードを隠すための仕掛け
ウチはコンセントは部屋中にあらかじめたくさん付けてあるのですが、予算があるなら前もって増やしておいた方がいいです。
扇風機、掃除機、照明、スマホの充電。
部屋のそこら中で、いろんな用途で必要になります。
あとどんだけ綺麗にしても電源コードが散らばって汚くなるので、配線も想像しておいた方がいいですね。
壁。
ウチは壁はほとんどなく、四方のほとんどは収納と窓になっているのですが、今困っているのは「壁掛け時計をかける場所が無い」という切実な問題が(笑)。あと、鏡とかもかけられないのですよね…。
ゴミ箱の位置。
後になって一番気になったところ。
ゴミ箱は必ず部屋に必要なのですが、最初から設計に入れている人は少ないかと。
目立たせなくないものだと思うので、利用しやすく且つ目立たくなるような場所を最初から確保して設計しておくべきだと思います。僕はカウンターの下に隠すように入れています。
デザイナーズハウス

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