フードフェス試食会レビュー(3)

昨日の記事の続きです。

浜松ブランドフードフェス(Hamamatsu Brand Food Fes)」。
開催まで、あと2日。
最近、まちなかでご飯食べることが多くなったせいか、コンビニ弁当を食べると残念な気持ちになってきてます。
コストパフォーマンスとか保存料たっぷりとか、仕方ないところも多いと思うのだけど、やっぱり同じお金を払うのなら、美味しい方が良いなぁ。
近場のコンビニで手軽なお弁当も良いけど、ちょっと足を伸ばせば美味しいお店が浜松にはあるのだから、気軽にお店に立ち寄りたいですね。僕の大好きなお肉だって、レンジでチンするよりも、焼き立てが美味しいしね! 野菜だってちゃんと食べなきゃだし。料理を出してくれるお皿だってプラスチックのじゃ味気ないし。
というわけで、今日もさっそくマクドナ・・・ちゃんと健康的にまちなかでご飯を食べよう!!
 


日本料理 浜松 桝形(ますがた)
※ランチ前日予約 ※ディナー前日予約

【すっぽんスープの鱧しゃぶ懐石】
5,250円の浜松の食材を使ったコースで、その中のメイン料理として、この「鱧しゃぶ」だそうです。
すっぽんスープに鱧の出汁を加える工夫がしてありました。鱧そのものの味を一番分かりやすくするために「しゃぶしゃぶ」という形にしたそうです。
味はかなりあっさりで、「野菜そのものの味が好き」とか「お刺身に醤油はあまり付けない」という人は絶対好きな味だと思います。だからといって薄い味ではなくて、ベースがしっかりしてる。デザインでいえば世界観があるかんじ。

食材って本当に美しいですね。
このお店は料亭なので、僕のようなステータスの無い人間には暖簾をくぐりづらいお店だったのですが、思えば浜松街中でご飯を食べるキッカケになった店なのだと思います。
まだ1回しか利用したことないけど、以下の記事がコース料理の参考になるかと。
(過去記事)http://yasukawa.hamazo.tv/e3270482.html
ひとつのストーリーとなったコースは「次に何が出てくるんだろ?」とワクワクしたし、「日本料理って魚切るだけ、野菜切るだけでしょ」という失礼だった考え方も変わりました。料理人って凄い。水槽の中で、つい先刻まで生きていた魚を食べた時は今まで食べてたものって何だろうというくらい衝撃的だったし、細かく工夫された料理にも感銘を受けました。
「味」って見えないんですよ。
これがどういうことか伝わるかどうか分からないけど、お客さんに出す料理は、自分が一口食べてみないと分からないのです。もちろん、自分が食べてしまったらお客さんに出す分はなくなります。
花が開いてすぐ散るように、口に入れたら一瞬で存在が終わってしまうもののために、どれぐらいの試行錯誤があってどれぐらいの細かい分量の調整があって、目に見えないものさしのやりとりがあったか。
「シンプル」という真髄、余分なものをそぎ落としたアスリートのような輝く生命の美しさが、このお店の料理にはあるかと思います。
料亭で 5,250円 という値段設定は、正直かなりのお得な値段だと思います。高級食材ですよ。
この機会に家族とか接待とか、とにかく笑顔にさせたい相手を連れていって、幸せな気分を共有したいですね。

■日本料理 浜松 桝形
住所:浜松市中区肴町316-40桝形ビル3・4F
TEL:053-452-0498
営業:昼/11:00?14:00(完全予約制) 夜/17:00?23:00(LO22:30)
休日:日曜日
席数:昼個室6室 広間(最大20名様) カウンター5席

すっぽん料理 富久竹(ふくたけ)
※ランチ ※ディナー

【冬瓜と黒鯛のすっぽん蒸し】
すっぽん料理の店なので、すっぽんの出汁で統一されたかんじ。すっぽん出汁で冬瓜を煮詰めたものと黒鯛を蒸しあげて、すっぽん出汁の餡をかけたもの。
薄味で塩だけで調整されたような感じなのですが、すっぽんのコクみたいなものをうまく利用して美味しく仕上げていました。たぶんこれがスッポン本来の美味しい味なのかな、と思います。
全体的にシンプルですが丁寧で、人柄を感じます。
このお店はまだお伺いしたことがないのだけど、浜松で一番最初にすっぽんの店をやりはじめた老舗として有名です。すっぽんかフグが本来の得意分野なのだと思うのですが、こういうお店が別の食材を使ってどんな味を作り上げるかって興味ありますね。

■すっぽん料理 富久竹
住所:浜松市中区田町231?5
TEL:053?452?0995
営業:昼/11:30?13:30(平日) 夜/17:00?23:00(L.O.22:00)
休日:日曜日
席数:カウンター16席 座席100席

神谷ふぐ料理店
※ランチ ※ディナー

【夏ふぐのフライ】
遠州灘で夏に釣れる小振りのフグをフライにしたもの。
冬にふぐ鍋のイメージが強いのですが、夏にとれるフグはフライに適しているそうです。
なんでもフライにすることでトラフグみたいな高級魚よりも美味しくなるそうです。そんなこと言われたら食べたくなっちゃいますね、夏フグ。
僕はあまりフグって食べたことないのですが、このフグのフライは好きな味。
高級でかしこまった料理が苦手という人にも食べやすいです。
全然油っこくなくて、さっぱりあっさり。
唐揚げじゃなくてフライっていう選択にしたのが、さっぱりさせるための戦略的な意味があるのかもですね。
よく利用する駐車場から歩いてくる途中にある店なので、よく店頭のメニュー表を目にすることが多かったのですが、ランチは格安でけっこう良い内容でした。なかなか時間が合わないのが非常に残念なくらい。
この機会に寄りたい店です。

■神谷ふぐ料理店
住所:浜松市中区田町329?8
TEL:053?453?6606
営業:昼/11:30?13:30 夜/17:00?21:00
休日:日曜日
席数:カウンター7席 座席60席

割烹 濱作(はまさく)
※ディナー
◯セット 1,500円・・・冬瓜饅頭と金目鯛の蒸籠蒸し、特製冷しゃぶサラダのセット
◯コース 3,150円・・・上記の品に生しらすの刺身を含む6品コース
という内容みたい。今回試食させてもらったのは、冬瓜饅頭です。

【冬瓜饅頭(季節を感じる特別コース内の1品)】
浜松でとれた冬瓜で、中がいろいろ入った饅頭になっています。
キノコの他には、鱧の背びれ、ユリ根、アナゴ、銀杏、など。上から細かい蟹肉の餡がかかっているのが、見た目にもキレイですね。
冬瓜の夏と茸の冬を同時に味わえるような一品にしたとのこと。
確かに残暑から初秋にかけての食材が使われているのは季節のグラデーションのようで面白いですね。
見た目もかなり涼しいのですが、暑い中でもぱくぱく食べられるほどあっさりしてるし、いろんな味が楽しめるしで、いまの季節向きの料理です!
このお店もまだ行ったことのないのですが、今回のメニューを見る限りお得感が半端ないです。
これはもう、ちょっと今からでも行くしかない感じです・・・。

■割烹 濱作
住所:浜松市中区田町331-8
TEL:0120-17-8039/053-454-4851
営業:昼/11:30?13:30 夜/17:00?24:00(L.O.23:00)
休日:日曜日・祝祭日
席数:カウンター9席 座席120席

ダイニングバー VIVO(ヴィーヴォ)
※ディナー

【夏の疲れた身体に冷んやりパスタ】
試食した料理は和食が多かったのですが、数少ないイタリアンだったので、今でも味が記憶に残っています。
使われているパスタはカペリーニ。「髪の毛」という意味の言葉で、それぐらい細いのが特徴です。日本でいえば「そうめん」です。
浜松産のバジルを使ったジェノバソース、松の実、トマト、それにパルメザンチーズを使ったソースです。
見た目にも派手で鮮やかな赤色のトマトソースは自家製で、作るたびに6時間煮込むそうです。
写真からは分かりづらいと思うのですが、冷製パスタで冷たいです。
冷たくて瑞々しいので、かなりの猛暑でも、すごい食欲が出てばくばく食べられるんじゃいかなぁ、というくらいでした。味は濃いめで、イタリアンな感じです。
とにかく、この味、大好き。
最初の方に食べたので、1周して最後に残ってたらもっと食べたい・・・と思っていたのですが最後にはなくなってました。というわけで
深夜2時までやってる店なので、飲んだ後にラーメンではなくて、この冷製パスタをさっぱりと食べる、というイメージが僕の中ではできつつあります。

■ダイニングバー VIVO
住所:浜松市中区肴町316-37 桑原ビル 3F
TEL:053-452-0023
営業:18:00~26:00
休日:火曜日
席数:カウンター6席 座席16席

(次回でラストです)
 

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