鰻料理専門店 曳馬野


日曜、街中にいる用事があったのでランチをどうしようと歩いていると、いつもは気づかなかったうなぎ屋「曳馬野」を発見。
街中でランチをやってる店が少ないこともあり、飛び込んでみました。


街中なので狭いは狭いのですが、フロアの女性が丁寧に「時間がかかりますけど大丈夫ですか?」と接客していました。
あと「うちは天然うなぎが売りです」とはっきり自店のアピールを入れていました。
客層は観光客が3割、地元の人が7割くらい? 若い人は居ず、ほとんど妙齢の男女のペアかグループでした。
昼間にいったのですが、昼間からお酒を飲みつつ、うなぎを楽しむ人が多かったです。
みそうなぎ ・ きもわさ ・ 肝煮など、メニューが普通のうなぎ屋さんよりは多彩で、おつまみに適しているということもあるかも。お酒を飲みながらうなぎを楽しむというスタイルのようですね。
カウンターがない居酒屋みたいな内観で、2階に宴会場のような場所があるようです。この日も上から笑い声が聞こえて、どかどかと階段を降りる音が聞こえていました。
数量限定で「うなぎの柳川鍋」が1,000円と書いてあったので、これをチョイス。
柳川鍋の方は、通常の鰻料理よりは時間がかかるということでした。
うなぎが 1,000円で食べられるというのは、格安で僕的にはびっくりしたのですが、ほとんどのひとはこれを注文していませんでした。
どうせうなぎを食べるなら高価なものを、という感じで注文するようです。
ベンツなんかと同じ感覚ですかね。

おひつに入ったご飯と漬物、お吸い物が付いてきました。肝がほんのちょっと入ってました。
ご飯は100円で大盛りにできます。

柳川の本体。
最初ボリュームにびっくりしましたが、お皿がとても薄いです。
味は濃い目で、ご飯がすすみます。

友人の、うな丼(上)。
「うな丼」と「うな重」の違いについては諸説ありますが、このお店ではうなぎのボリュームで明確にしていました。
「丼」<「重」でうなぎの量が違っていたです。
「重箱の方が、ご飯が隅まで詰まっている」と僕はよく説明していたのですが、間違いが証明されましたね。
あと僕の周りでもあんまり知らない人が多いので結構説明しているのですが、うなぎは「特上」になったからといって美味しくなるわけじゃないです。
「並」と「上」などのグレードでは、値段が高くなるごとに、うなぎが大きくなっているだけです。
うなぎの量が増えています。

ただし、「天然うなぎ」は特別です。
知っての通り、浜松ではうなぎが有名ですが、浜名湖うなぎのほとんどは養殖です。
天然ものってすごく少なくて、貴重なのです。(養殖に比べて僅か0.3%未満だそう)
カナダ産とか海外のは流通でよく見ますけど、日本の天然ものとかとにかく高そうですよね。
食べてみると、身はぷりっとしていて、筋肉質? というか少し歯ごたえがあります。
野性味あふれる力強さというか。
そんなパワーあふれる天然ウナギだからこそ、スタミナがつく、精がつくと言われるかもですね。
焼き方は関東風で、たれは甘めでした。

そんなわけで、意外な名店でした。
またお金を溜めて食べに行ってきます。
■鰻料理専門店 曳馬野 (ひくまの)
TEL・予約:053-452-3544
住所:静岡県浜松市中区田町322-3
営業時間:11:30~14:00 17:00~20:00
定休日:水曜日

鰻料理専門店 曳馬野うなぎ / 第一通り駅新浜松駅遠州病院駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

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