あっさり透明なスープのフォーを、本場ベトナムで食べてみた


フォーの本場ベトナムのホーチミンで、フォーを食べてきました!
厳密な意味での「本場」はベトナム第2の都市「ハノイ」らしいですが・・・。
「フォー」というのは、ベトナム料理を代表するライスヌードルで、日本のきしめんに似た米粉で作られた麺。
1日3食すべてがフォーというほどベトナム人には馴染みが深い食品らしいのですが、ベトナムの家庭料理ではないらしい。
その理由は、ベトナムでは家庭で料理をして食事するという文化がないらしいのですが。
なので、フォーも家庭で作るものではなく、外食するものという位置づけらしいです。不思議。



お店は、サイゴンスカイデッキがあることでお馴染み、ベトナムで最も高いビル「ビテクスコ・フィナンシャルタワー」の前にあります。
そうです。前職・ベトナム社のあるビルの数軒隣にある店です。

2015/03/12
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大きく「PHO BO VIEN」と赤い字で書かれていますが、これは「牛肉団子のフォー」という意味だそうです。
看板に大きく書かれたこの牛肉団子のフォーが主力のお店のようです。
店名は「QUOC KY(國記)」。
名前から察することができるのですが、華人の流れを汲むお店だそうです。
店主はベトナム国籍を持つ華人のおばちゃんでした。
そういえば中国は広東省潮州市にも「?條」という名前のフォーに酷似した食品があるのですが、大昔に繋がっていたのかもしれないですね。
実際、このお店は60年以上前に潮州から移住してきて開店している老舗なのだそうです。

ということで、「Pho Bo(牛肉入りフォー)」を注文。発音は「フォーボー」。
鶏肉入りの方は「Pho Ga」というらしい。
ベテランなベトナム在住者にもなると、牛肉の火の通り方(いわゆる「レア」や「ウェルダン」など)を指定できるらしいのですが・・・。また、フォーではなく馴染みのある中華麺バージョンももちろんあります。
お味の方は、牛のエキスがしっかり聞いたあっさりな味でヘルシー。
日本のこってりした豚骨ラーメンに慣れてしまった舌には多少物足りなく感じてしまうけど、夏の暑い日などはこれぐらいの味がちょうどいいかんじ。ツルツルと食べられてしまいます。
おそらく女性が大好きな味だと思うのですが、女性がベトナム料理を好きというのがなんとなく分かります。

テーブルの上にはニンニクや薬味、そして薬草が山ほど盛ってあります。
この薬草はミントっぽかったのですが、地元の人いわく、これを入れて食べるのが美味しい食べ方だそうです。
僕はちょっと無理でした。
というか、ベトナムの味付けは全体的に薬草の気配を感じてしまい、胃が受け付けないのですよ・・・。
とはいえ、ここのフォーは美味しかったのでまた行きたい。

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