キティちゃんに見るデザイン


商業的に成功しているキャラクターは数多く存在するけど、サンリオの「ハローキティ」はその中でも特異の存在だといえる。
ディズニーやマンガ・アニメのキャラにはストーリーが存在し、その魅力を倍増させているが、ハローキティはデザインだけでブランド化している。
全盛期にはキャラクターグッズを身につけた人達の呼称「キティラー」という言葉も発生し、海外にも進出。海外の著名人にも飛び火するほど。
ハローキティ – Wikipedia
3代目までデザイナーは引き継がれてきて、途中での路線変更もしているという。
古い人間には赤っぽいイメージもあるが、最近はパールピンクのイメージだ。
男子にとっては「こんなのっぺらぼうで代わり映えのしないキャラのどこにそんな魅力が?」とおも思えるが、時代の流行を取り入れて「古くさくならないように」変革していく手法にも一理ある。昔の絵柄とか、やっぱりなんだか古くさく感じるし。
デザイン的に目を引くのは、やっぱり「ベビーフェイス効果」だと思う。
コンラート・ローレンツの著作「動物および人間社会における要(Ganzheit und Teil in dertierischen und menschilichen Gemein-schatf)」(「Studium Generale」、1950年、第3号)によって発表されたこの考え方は、丸い顔・大きな目・小さな鼻・短いアゴ・・・などを特徴とするもので、これに対した人間は「可愛らしい」と感じてしまう傾向にあるという心理をさしている。
先天的に赤ん坊を生み育てるという性質が義務のような性質が備わっている女性にとっては、この意匠はたまらないのではないか・・・と想像している。特に母性本能が強いタイプには、ね。
赤ん坊のような可愛らしさをもったデザインだからこそ、女の子たちは可愛いと感じ、愛さずにはいられないのではないでしょうか。
最後、とりあえず疑問形で締めくくってみました。
僕的にはガンダムの方がカッコイイです。

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