恥をかかないためのデザイン術

以下のような心理ゲームをどこかで見かけたことがあると思います。

あか あお きいろ みどり

↑これは、声に出して簡単に読める。


でも、

あか あお きいろ みどり

↑このように文字色と情報が一致しない時は、非常に読みづらい。
この現象は、発見者ジョン・ストループ博士の名前をとって、「ストループ効果」と呼ばれています。
ストループ効果 – Wikipedia
一説によると、色を感じる脳と文字を読む脳の違いがあるので(右脳と左脳の違いがあるので)認識がズレてくるということらしいのですが、なんかよく解明されていないと聞いてます。人間の脳の不思議なところというか。
デザインにおいて、この実験の示すところは、非常に重要です。
── 感じる部分と、視覚から得られる部分、両方の情報が一致しないと、閲覧者は混乱する、ということです。
例えば、「みんなでワイワイ騒げる居酒屋!」というキャッチコピーなのに、暗く一人で落ち着けるバーの写真を使ってしまう、とかでしょうか。
高級感、色、素材感、柔らかさ、クオリティなど、クリエイティブにおいては「感覚的」な部分が多くあります。
この感覚的な部分をデザインに落とし込むときに、うまく設計できないから、何だかちぐはぐなデザインになっちゃう場合があるワケですネ。
内容とイメージの一致するデザインを心がけ、正しく訴えたいものを伝えるということをしたいものですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました