オーギュメンテッド・リアリティとは

キムタクドラマの「MR.BRAIN (ミスターブレイン)」では、劇中に机全体がモニタになっていて、指でタッチして動かしたり、3D映像が立体的に浮かび上がって、様々な方向から情報を眺めたりするシ-ンがあります。
TBS ドラマ 『 MR.BRAIN (ミスターブレイン) 』
これは、オーギュメンテッド・サーフェイス(拡張表面)というプロジェクトで数年前から行われている実験で、部屋全体がコンピュータのインターフェイスとなった環境を構築し、それによっておこる様々な課題を研究するものです。


最近よく「AR」という言葉を聞きますが、こちらはオーギュメンテッド・リアリティ(拡張現実)の略で、技術を指す言葉になります。
もうこっちの言葉の方が有名ですね。
拡張現実 – Wikipedia
店頭にて、こんなデモがありました。
自分自身が写っている鏡のようなカメラの前で子供がレゴの箱をかざすと、パッケージ上に完成イメージのレゴモデルが浮き上がり、モニタ映像の中で子供が実際の大きさや形を確かめる・・・等、ビジネス利用シーンにも面白いものがあります。
Tシャツを実際に着た映像を見せてくれうるもの、ゲーム的なものまで、けっこういろんな実例があるようです。
ところで、数年前のSFに出てくる「未来の町のイメージ」とは、どんなものだったでしょうか。
わかりにくかったら、ドラえもんに出てくる21世紀のイメージで。
車が空を飛び、空中で曲がりくねった半透明のチューブの中を人が歩き、円盤の形をしたドームの中に人が住む。
家具は無機質でシンプルで、まるでプラスチックでできたような質感。
そんなかんじだったではないでしょうか。
実際の21世紀のイメージは違うことが、今現在の僕らは知っているのですが、それにしても、なぜひとつもこのイメージに近づかなかったのか? 家具ぐらいパントンチェアに代表されるようなプラスチック系のものが、なぜ流行らなかったのか。
でも、現実によく考えてみれば、プラスチックの家具より木材でできた暖かみのあるものが流行るのは明かなわけで、デザインと現実の間には、理想と現実の、企業の思惑と消費者の嗜好のように、実は差があるものなんですね。
ちなみに家具がプラスチックになると、水洗いができる、掃除が簡単などの利点がありますが、人は機能より使い勝手や外観を好むという良い例になります。

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