スティンザー効果

スティンザー効果」という小集団の生態を研究した有名な結果があります。
1・かって口論した相手は正面に座る。
2・次に発言する人は反対の意見を述べる。
3・弱いリーダーの場合、参加者の私語は正面に座っている人同士で行われる。強いリーダーの場合は、私語は隣り合う者同士で行われる。
なかなか前に進まない打ち合わせとかは、これらを気を付けた方がいいですよね。
特に、メンバーの発言が終わった時に次に発言する人はその意見の賛成者ではなく反対者、という概念。
これは「会議に参加している必然性の証明」を出すためと「(他人と違う)自分の意見を言わなくちゃいけない」という強迫観念がそうさせるらしいのですけど。
打ち合わせや会議で、ひっくりかえるのは大抵このかんじ。
メンバーの良い発言があったとしたら、反対意見が出ない内にすぐに援護する(賛成する)発言をすることで、意見が連続したので『これは反対したら自分が少数意見になってしまう』という心理から、同じ方向に進ませることができます。
会議などは無言を貫くより、積極的に発言していかないと、ごちゃごちゃになって長引くだけということですね。

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