「Internet Explorer 4―Windows95/NT版 (インターネットハンディリファレンス)」
この本をもし持っている方がいましたら、譲っていただけないでしょうか。
もしくは、どこかで見かけたという情報でも良いです。
15年前の本なのですが・・・。
赤ラインのところとか分かるように、僕の撮影した写真とか、僕のデザインとか、いろいろ載ったりしているのです。
巻頭のあいさつ文のところには、僕のフルネームなども入っています。
あまり WEB の技術が確立されていない時代で、ちょっと本のお手伝いをしたのです。
当時は、まだ Flash さえもまともに作れる人がいないどころか、HTML を使った構築さえもできるような人がいない時代だったと思います。今のように専門書が氾濫しているような時代でもなく、Google 先生に分からないことを聞いたら、どこかのサイトに解決方法が載っているという、現在のような情報バブル時代ではなく。
制作方法が分からなければ、海外サイトの公式ページにアクセスして、仕様書(もちろん英語)を読み漁るようなことをしていました。
僕のように個人サイトを作って広く情報発信しているような人も珍しく。
このブログシステムの「〇〇〇〇」も無料で提供されているので、「なんでそんなボランティアみたいなことしてるの?」とスタッフは質問もされることが多々あると思うのですが、その時の僕もそんな感じのことをよく質問されました。
その答えは、クリエイターが言いそうな言葉を想像していただければ、それで合ってると思います。
当時は、複数のブラウザが乱立するブラウザ戦争時代。
WEBデザインも今のようにテンプレート化されているのではなく、いかに他社と違ったビジュアルにしているかを競い合っているような状態。ビジュアルは、とにかく無駄に美しく派手な1枚画像を作り、それをスライスしてパズルのような構造で組み合わせるといった感じ。
複数の環境で正しく表示されるようにするには、コツというか裏技のようなコードの書き方が必要で、これができるかできないかが、プロとアマチュアの大きな違いでした。このコツは、自分たちが何回も表示確認して、おかしな部分を泥臭く修正しまくって、それで得られるハックのようなテクニックのため、そのまんま経験に比例します。
今の時代だと、ネットで共有されてあっという間に広がるので、スマートなものですね。
この経験というか下積みのようなことをやっておいたおかげで、いろいろお客様の問題解決に役立てるというか。
僕はクリエイターには順風漫歩な成功経験より、こういう失敗経験(と、問題解決経験)の方が多く必要だと思うのです。
そんな昔話を、この本を見てると思い出す──としたいのだけれど、手元に無いのが残念。
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