2020東京オリンピックのエンブレムデザインに採用されたことで時の人となったデザイナー・野老(ところ)朝雄さん。
経歴は建築デザイン出身で、空間デザインが得意のようです。
元々、文様を造るのが好きで、コンパスや三角定規を使ったデザイン手法を好んでいるそうです。「新日本様式100選」に選ばれた「トコロ紋」なども代表作品の1つ。
そんな野老さんなのですが、過去に野老さんが関わったデザインが発覚するたびに、それに関わった人たちやその土地の人が喜ぶというシーンもあり、ゲスと暗いニュースが多い中で、少し明るい話題になっているみたいですね。
福井県敦賀市の交流施設オルパークのサイングラフィックなども手掛けているそうで、福井新聞の紙面を飾ったりもしています。
■野老朝雄さんデザインが敦賀に 東京五輪公式エンブレム作家|福井新聞
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/event_calture/94328.html
また、宮城県塩釜市玉川にある「菅野美術館」には、既に野老さんの作品が所蔵されているという驚きのニュースがあり、地元でも話題になっているみたい。
■公益財団法人菅野美術館(公式)
http://www.kanno-museum.jp/
なぜこの美術館に作品が所蔵されているかというと、美術館を設計した建築家阿部仁史さんと野老さんがもともと繋がりがあったことが始まり。約10年前にこの場所で個展を開くことがあり、その際に作品を3点寄贈していたのだそうです。
まさか 10年後に、このようなイベントがあるとは思いもしませんよね。
美術館の職員もびっくりの、そんな経緯のある野老さんの作品は、5/8まで展示されているそうです。
菅野美術館は、JR東北線塩釜駅から徒歩10分、入場料は大人300円。
エンブレムのデザインに興味を持ったなら、是非、GW中に塩釜まで観にいってみたいですね。
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