ここのところ、何を書くにしてもオレンジのペンを使うようにしてみました。
わりと文字が見にくいのですが、すぐに自分の書いたものだと分かるので、やりやすいといえばやりやすい。
ちなみに少し前までは、水色のインクを使ってました(コピー機でコピーすると映らないので、機密文書的に下手なものが拡散されない)。
インクは、「色彩雫(いろしずく)」シリーズの「夕焼け」がお気に入り。
赤系統だけでもかなりの数があり、オレンジと呼べる色も3色ほどあるのですが。
とりあえずこの「夕焼け」ですね。
「色彩雫」は国内文具メーカーの雄「PIROT(パイロット)」が販売している万年筆専用のインキです。
「パイロット」という文具メーカーのイメージは、古臭くて武骨でダサいというイメージがあると思うのですが。
そんなイメージがあっても愛用してしまうくらいの魅力が、このボトルインキにはあります!
外国製ボトルインキにはお洒落なものも多いのですが、なんていうか上辺のカッコよさだけでない、ファンになってしまうほど愛着のあるカッコよさがあるのです。
何より、この分厚いガラスボトルに代表されるデザインがカッコいい。
ガラス好きにはたまらない。
透明なガラスに鮮やかな色彩が映えキラキラと輝く様子は宝石のよう。
これが21色+3色の全24色があるというのですから、全ての色をそろえる所有欲が掻き立てられるほどです。
そんなに文字を書かないから、買うのに躊躇するけど。
■iroshizuku<色彩雫> | 筆記具 | 万年筆 | インキ | 製品情報 | PILOT(公式)
http://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/ink/iroshizuku/
「デザイン」という言葉が単なるビジュアルを表しているだけではないのだとしたら、このボトルインキには確固たるコンセプトがあります。商品名が日本名になっていることからも分かる通り、日本の美しい情景をモチーフにした色彩なのです。
単なる「日本製」ではなく、日本に誇りを持ち、四季や情感を表す豊かで美しい言葉(日本語)のラインナップ。
それがこの「色彩雫」なのです。
パッケージもカッコいい。
銀色のヘアラインの入った装飾箱なのですが、高級感があります。
ぱっと見、高級化粧品みたいですね。
僕は、ボトルだけでなく外箱も棚に飾っています。
ちなみに箱もよくできていて、ボトルが固定されるような構造になっています。
この紐はなんのために付いてるんですかね…。
このインキを使うためには、瓶からインキを直接吸入する昔ながらの「コンバーター」という器具を使う必要があり、手間がかかります。
最新式のカートリッジ式に比べると手間がかかり、汚れるし、でメリットはほとんどないのですが。
コーヒーなどと一緒で、雰囲気が美味しくするというのでもいいましょうか。
面倒だからこその愛着みたいなのがあります。
いやぁ、良い色ですね。
吸入するたびにうっとりします。
全然面倒じゃないです。
このインキの特徴は、美しいグラデーション。
透明感のある濃淡で、豊かな表現力があります。
油性ペンやゲルインキなどでは味わえない、見事なグラデーションです。
いい加減な一筆書きでも、それなりの存在感を持つ雰囲気まであるから不思議。
各色でこのグラデーションが楽しめるわけなので、季節ごとや気分に合わせて使いわけたくなります。
その運用をするためには、かなりの道具を揃えないといけない上にメンテナンスも大変ですが。
光の加減や紙質によっても色彩の表情が違うので、アナログなデザインにも使い勝手が良いですよ。
フのひとつ、「消しゴム貸して」。僕は学生時代からノートにボールペンで書いていたので、普段から消しゴム持ってないんですよね。なんでシャーペンとかじゃなくボールペンなの消せないから不便でしょ? とか必ず言われるけど、間違えた部分は打消し線や塗り…
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