京料理「九花」はカジュアルで美しい京料理の新店。これから人気でそう


友人に「良い料理人のお店があるよ!」と教えてもらい、今年の4月にオープンしたばかりの京料理のお店「九花」に行ってきました。
元々、板屋町にあった「京料理 小晴」の料理長をしていたのですけど独立したそうです。店主の山口さんは、静岡県島田市出身の料理人なのですが、経歴としては元野球選手。広島カープ、日本ハムファイターズに在籍していたとのことでした。


Wikipedia にも掲載されていますね。
山口晋 – Wikipedia
僕も Wikipedia に掲載されるくらいになりたい……。

お店は大きい通りに面した場所にあります。
車の通りが激しいですが、駐車場も確保されています。予約した際に確認したところでは、一度お店まで行き、駐車場の番号が書かれた紙を受け取るという手順になるそうです。

お店の前で紙を受け取り、駐車場の場所と番号を聞き、駐車しに行きます。
紙はフロントガラス近くの確認できる場所に置きます。写真はモザイク加工しています。

車を置いたら、お店へ。
1階が調理場と個室、2階がお店、3階は使ってないそうです。
階段を上がればそのままフロアですが、1階で待っていれば、お店の方が案内してくれます。
1階に個室があるのですが、2階の方が2階のスタッフの方に給仕してもらいながら食事ができるのであまり利用はしていないとのことでした。1階だと1人で全部やらないといけないのでとても大変だそうです。なるべくフロアの方を利用してあげた方が良いですね。

食前茶。
他店だと最初は食前酒のお店が多いのですが、飲めない僕にはこちらの方が嬉しい。
運転手にも優しいですね。
昆布と梅が入っており、ほどよい酸味が食欲を刺激します。

「新緑酢」
たっぷりと蟹の身が入った小鉢に、ジュレがかかったもの。
ホタテやイクラ、トマトも入っていて美味しい! 何杯でもいけそうです。

「牡丹鱧椀」
じゅんさいと丘ひじきが入った、見た目にも涼やかで温かい味。
鱧もぷりぷりで美味しい。

お刺身のお造り盛り合わせ。
素人でも食べてすぐ「良い魚を使ってるなー」と思うクオリティ。
トロ美味しい! 舌の上で溶ける!
あとワサビ美味しかった。

「湯葉茶碗蒸し」
焼茄子がすり流しにされているそうです。
茄子は最近好きなのですが、こんな食べ方があるのですね。ミキサーを買ったらウチでもやってみよう。

魚の西京焼き。
これはコースに無いのですが、特別に出してもらいました。
すごい美味しかった! 魚料理が嫌いな僕でも大好物。

黒毛和牛サーロイン。
ソースは葱味噌っぽい。お肉の上に乗ってるゴールドの小さな粒はオリーブオイルが球状になったものだそうです。「どうやって作るんだ?!」と友人とザワザワしましたが、市販されているものだそうです。
あと野菜が和食っぽくなくて、盛り付けもなんだかヨーロッパの技法っぽいのが和食との対比で面白いですね。
お肉も柔らかくて美味しかった。
筋みたいなのなくて丁寧な仕事だなと思いました。

すっぽん小鍋。
まさかのすっぽん。すっぽんは僕は苦手なのですが臭みがなくなっててスープも飲みやすかった。

京都の味(上級者向け)というより一般受けがよくなるようにかなりアレンジされているのかもしれない。
九条ねぎも美味しい。

アラカルトで真丈焼きも注文。
上品な味で美味しい。

天ぷらも欲しくなって注文。
好きな感じの天ぷら。美味しかった。

穴子めし。
これはテーブルでチラ見させてくるだけで、この後にお茶碗に小分けしてテーブルに持ってきてくれます。
シャッターチャンスを逃さずに撮影させてもらいました。

香の物と一緒に出てきます。おかわりができます。ちなみに残す場合はパックに入れてお土産にしてくれます。
ただ、すごい美味しいので自分でもびっくりするぐらい食べられますので、その場でなくなる可能性も。
ここで気づきましたが、さっきのすっぽん汁を残しておけばよかった……。

急きょ、赤出汁を注文。
美味しい。料亭の赤だしって美味しいですね。

最後にデザート。
シフォンケーキに抹茶クリームと小豆、ミニコーヒー。
甘すぎないので、普通感があります。大満足。

お勘定はテーブル会計とのこと。座席でお金を支払います。
美味しくて、でも値段もかなり良心的で、とても良かった。
値段の割に食材のクオリティも高く、料理の盛り付けも美しい。店主の人柄も優しくてとても良かったです。
高級店というよりカジュアル寄りですが、おもてなしの席にも全然使えるし、ちょっとした食事の席にも良い。また行きたいです。

京料理 九花京料理 / 第一通り駅遠州病院駅浜松駅

夜総合点★★★★★ 5.0

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