ガンダム好きな人はほとんど「ザクが好き」「ジオンが好き」というのだけど、僕は連邦派。
ザクやジオンはミリタリー系のイメージがあり、それが僕には苦手なのです。
というわけで、ミリタリー系のデザイン、迷彩柄について。
迷彩パターンといえば軍事、そこには男臭さと野暮ったさ、粗雑さの印象があるのですが。
実際には、その真逆で、迷彩パターンのデザインは実に繊細です。
自然の中に溶け込むという目的を持った迷彩デザインは、気候や地形といった状況や距離、そして素材等の技術に密接で。
非常に戦略的で、知的で、そしてテクニカルとアルゴリズムに満ちています。
「生命」に関わったデザインでもあれば、暴力的な「力」に関わったデザインでもあり。
自然と人間の戦いという図式でもあり、或いは人間が自然と一体化するために送るメッセージという捉え方もできます。
下記 URL でも触れられていますが、
「芸術的感覚もデザインの一部だが、デザインは科学に基づいたものである必要がある」
迷彩パターンに限らず、「デザイン」を紐解くためのキーワードだと思います。
■アルゴリズムから生まれる迷彩のデザイン:ハイパーステルス社 « WIRED.jp 世界最強の「テクノ」ジャーナリズム
http://wired.jp/2012/07/03/how-hyperstealths-algorithms-build-better-camo/
といっても、僕はあまり数学と科学といったような「ロジック」「戦略」という言葉がどうにも好きではないのですが。
コンセプト重視で意味を説明してるだけの現代美術が、僕には面白くも楽しくもなく、そのイメージがつきまとってる。
まぁ、頭が弱い人の言い訳なんだけど。
自然のすべてを、科学という視点から模様として答えを出すという「迷彩パターン」は果てしないチャレンジだと思うので、この「今現在」最高の迷彩パターンは、どんなものなのか、気になるところですね。
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