3時のおやつにケーキを出す役割理論


新入社員のシーズンです!
子供と学生、大人と社会人。
子供の時には汚いと思えていた大人の世界、学生の時には重苦しく機械的で歯車のようなものでペコペコするビジネスマンを想像していた社会という世界。
飛び込んでみれば意外に馴染んでいる自分がいるわけで、新入社員のフレッシュさは、眩い限りです。
あのなにがどうなってなんだか分からないけどとにかくなんかやってやろうという冒険にも似た気持ち、もう一回経験してみたい。。。
あの未経験は1回しかないもので、それに対する自分のワクワク感とか、覚えることなすこと全てに感動してしまうような知識への渇望と、未知の技術を前にした鳥肌が立つような興奮。身震いするような新入社員生活がそこにはありました。


学生から社会人になって気づいたところ。
子供や学生の時に、自分たちが自分たちの能力や力で、汚れていない清らなかな存在なのだと思っていたことが間違いだったということ。
大人や社会は汚い部分を弱い人間に見せまいと必死に隠して、また汚れ役を引き受けていたということ。
社会はシビアで、お金のやりとりがあり、社会的な立場での人間関係も複雑。
嫌いな人を嫌いと素直に言うことはできないし、やりたくないことをやらないわけにはいかない。
3時のおやつの時間になってテーブルに座って口を開けて待っていれば、さっと誰かが甘いケーキを差し出してくれるような、そんな素敵な世界じゃない。
社会人とは?
 戸棚に、前もってちゃんとケーキを用意しておく。
 ケーキを買うために労働したが、自分の分というわけじゃない。
 時計を何度も確認して、時計の針が3時になっていないか確認する。遅れてはいけない。
 その場にいなくても、ちゃんとわざわざ呼んであげる。
 相手がどんなに汚しても、きれいに後片付けをする。
 朝・昼・晩と3食を与えているのに、胃袋に無意味なケーキを所望しても、嫌な顔をしない。
・・・書いてるだけでとても面倒くさい。
でもたぶん、社会人になったら、今度は自分がケーキを差し出す係になる。
難しい問題じゃない。
答えは目の前の笑顔にあると思うのです。

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