写真は、主寝室の壁に埋め込まれたガラスブロック。
2列×12段のガラスのブロックが積みあがったものです。
大きなガラスやガラスの質感を取り入れた家にしたかったのですが、地震対策とか、よく分からないメーカー側都合でなかなか実現できず、こういう小さなところに反映されています。
右側に見えるクローゼットの扉も、モールドの入ったものが趣味的に気にいらなかったのですが、これも変更不可。
僕は制作する側の業務をしていますが「希望するものが実現できない」ということは客側からしてみたら不満になるなぁ、と客立場になって改めて思いました。
自分がクリエイターだと思っている皆様や企業様、改めて勉強した方がいいですよ!
このガラスですが、完全に透過しているわけではなく、表面や内部全体に「すりガラス」のような模様が入っているため、像がぼんやり見えるというものです。
このガラスブロックには数種類あって、
・プレーン : 向こう側が見える
・たまゆら : 波のような形状が不連続なパターンになっていて、光や像を微妙に屈折
・カスミ : すりガラスっぽい
その他に、乳白色やフロスト加工したもの、後は着色されたものがあります。
オレンジ好きなので、最初オレンジ色のガラスブロックにしようと思っていたのですけど、後で後悔しそうなのでやめました・・・。
ガラス部録をすりガラス状の「カスミ」にしたのは、施工する壁が「寝室」という理由だからです。
プライベートルームの真髄ともいえる場所だから、あんまり見えすぎなのは駄目かなぁ、と。
特に僕は全裸で寝てるしね。嘘ですけど。
寝室は日の光が入る必要が無いので、家の中の北側の位置になるようにわざとしています。
ガラスブロックは部屋の南側なのですが、この壁の向こう側は吹き抜け。
吹き抜けの窓から入ってきた光が、そのまま入ってくるようになっています。
つまり。
夜に遮光カーテンを閉めた真っ暗な部屋で寝ていても。
朝の光で目が覚める、という非常に人間らしい生活ができるようになっているのです!!!
僕のように目覚まし時計を使わずに、寝たい時に寝て、ただ起きたい時に起きるという原始人スタイルの生活をする人にはかなりの重宝さ。お寝坊も減るというものです!
スリット状の縦に細長いガラスなので、直射日光でもなく、眩しさも感じず、優しい明るさで目が覚める。しかも隣の吹き抜け空間を経由しているので夜中の室内の灯りが漏れることもない。完璧設計ですね。
これは、これから家を建てる人におススメです。
また、このガラスブロックの夜の姿なのですが、これまた楽しみがあります。
この壁の向こう側は吹き抜け空間、ということは間接照明が設置されているわけで。
↑これが吹き抜け側から見たガラスブロックなのですが、ウチはこういう LED ユニットを付けた。
この電球色のアッパーライトが、綺麗なオレンジ色となってガラスブロックを照らすのです。
ガラスブロックは光を屈折させるので、その表情がすごい良い雰囲気。素敵な空間ができることになります。
部屋の電気を消して、吹き抜けからの照明の光が差し込むのを眺めているのも、なんだか癒されます。1日の疲れがとぶくらい。
文章だと伝わらないので写真があれば雰囲気伝わるはずですが、撮り忘れているので年末に帰るまでアップできないのが残念・・・
費用ですが、見積書によると、66,000円となっています。
ガラスブロックの使い方ですが、キッチンと廊下を挟む壁とかにもいいですね。
お母さんがキッチンの奥で家事をしていても、家族に良く見えるとか。
あと、i-smart では「スリットウォール」というスリット状の室内ガラスの商品があるのですが、その他のセゾン系の商品にはこういう窓がないので、このガラスブロックのアイデアで代用できるかもですね。
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