知らないと損するワークスペース設計のノウハウ


僕は元々フリーランスなので、個人企業としての機材を昔揃えてあるので、クリエイティブ関連の業務をこなせるだけの環境が整えられています。
フリーの仕事だと、クライアントの現場であれがないこれがない、ということにならないために鞄の中にパンパンに詰め込んでおいたりしていたのですが、現代だとセキュリティ的にも持ち運びが容易になったり、クラウドが普及してきたりで、色々便利ですね。
海外からホームネットワークの素材を取り出している時など、あの時代の苦労はいったいなんだったんだと思うこともあります。
そんなこんなで、僕は結局作っている時間が人生で一番長いと思うので、「仕事場」としてのセカンドリビングも家の中に作りました。ドアや壁の少ない開放的な空間になっていて、動きやすいワークスペースになっています(集中したい時に使う「書斎」は別に作りました)。
ワークスペースには、今まで体験したり、話に聞いたオフィスのノウハウを詰め込みました!
先人の知恵は参考になりますね。



部屋の壁に巨大なカウンターデスクを作り付けで設置。
横幅は、たぶん 2m70cmです。
メーカーさんからは「3人が並んで座れる広さになります」という意見でしたが、僕は2人で使うことを想定していました。
僕の仕事は図面や資料が多いこともあるので、横にスペースが無いと広げられないのです。
1人で使うと思えば、椅子をゴロゴロと動かして横に移動しながら仕事ができるかな、とも思っていました。
高さは、図面を見ると 70cm となっています。
高さに関しては、もう少し上でも良かったかな、という感じ。
でも窓の大きさにも影響してくるので、これで全然よいと思っています。
背後のスペースには、カンプ紙を広げられたりミーティングできるように、大きなガラス丸テーブルが用意してあるのですが、重くてまだ移動できていません。
それかソファを置いたりしようかな。

一番悩んだのが、カウンターデスクの奥行。
いろいろ自分で試したりサイズを測ったりした結果、70cm という長さにしました。
奥行きは、パソコンを使う人には重要で、ノートPC を広げるのに充分で、なおかつマウスが置けて、資料が置けて、メモも取れる・・・などと快適になるための条件をあげていくとキリがないです。

MAC とメモ帳を置いた感じ。
これだけ奥行きがあると余裕です。
PC画面を見ながら、資料を書くとか、余裕でできます。
やっぱりデスクは広く使えないと、なんだか窮屈です。
あと、目の前にコンセントもあるのですが、これもカウンターデスクの上の位置になるように高さを設定しました。
ノートPCや、スマホや周辺機器など、電源を使いたい時が多いことがあるのですが、いちいち床付近に腰をかがめて差しにいったりすることがないようにしています。これ、すごく便利です。
コンセントの数も迷ったところですが、この場所は6個+有線LANケーブルのコネクタを設置しています。

カウンターデスクの隅には、ケーブルを下に落とすための穴も作ってもらいました。
会社のデスクがそういう作りになっているのですが、ケーブルを目立たないように邪魔にならないようにしてくれるので、地味に良いなぁと思っていたのです。
なのですが、実は最初の設計には、穴を開ける計画がありませんでした。
元々無線でネットワークを構築することと、家の中ではノートPCを使うことを前提としていたので、デスクトップPCを置かないはずと設計していたためです。
しかし工事が始まってから、いろいろ考えているうちに、制作用のハイパワーデスクトップPCが足元に置かれることがあるんじゃないかなぁ、と思い直して現場監督に穴を開けてもらえるように依頼しました。
ちなみに工事費は1個5千円。きっちり、後で請求されていました。

反対側にもケーブル用の穴が開いています。
こちらもコンセントもありますが、少な目の3つにし、有線LANのコネクタは採用していません。
そういえばコンセントをどこに設置するかの電機関連の打ち合わせをしていた時に聞いたのですが、PC関連の仕事をしている人は、三又コンセント(3極プラグ)を採用する人が多いそうです。僕は手持ちの機材を確認したところ三又が少なくサーバー関連にしかなかったので、サーバールームだけを三又にしました。

というわけで、こんな感じで仕事をしています。
上部に集光式のスポットライトがあって手元を明るくするのですが、頭の影を落とすのであんまり使ってません。
ここだけ設計ミス。

窓がかなり開放的で、丁度目の前が開けているので気分がいいです。
街中で目の前にマンションもビルもなく視線が遮れないという奇跡的な空間になっていて嬉しい。
この窓は、横に長いフィックス窓にしたいと思っていたのですが、メーカーの耐震・防災テストをクリアしている製品がないとかで、やむなくこの窓にしました。なので唯一、普通の形の窓になっていると思います。
夜とかも、ぼんやりと星空や夜景を見ながらキーボードを叩くのもいいのですが、意外にノートPCの液晶というやつは明るいので、滅茶苦茶顔を浮かび上がらせていると思います。3階だから他から見えないはずだからいいけど。

背後にある資料を入れる用の本棚は、まだ全く埋まっていないです。
ボリュームがまだ読めないので、適当に並べています。
実家から引っ越しできるくらいのまとまった時間はまだまだ取れそうにない感じ。
実家の資料は溢れかえっているので、本棚ばっかり作ったのですが、習得してしまった古い技術本などは捨てるつもりなので、意外に半分くらいで埋まりそうな感じ。
今はもう、電子書籍に移行してるからなぁ。
ちなみにこのカウンターは一式5万円という数字。
ウチの場合はコンセントの数など特殊なので、電気工事の追加料金が、28 万 9 千円となっています。
高っ。調子にのりすぎたなぁ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました