沖縄より、紙でできたジュエリー「Paper Jewelry」


男性には何が良いのか全く分からないジュエリー。
いろんな風にキラキラしたりチャラチャラしたりしたジュエリーがある中、紙で作ったというジュエリーが話題に。
■VIVACE – Paper Jewelry(公式)
http://www.paperjewelry.jp/
何度も言いますが「紙」でできています。
沖縄発のプロダクトだそうです。


デザインしたのは、沖縄在住のデザイナー。てぃーだブログもポートフォリオとして利用されています。

古堅ちひろ/ペーパークリエイター
1984年沖縄生まれ。沖縄県立芸術大学デザイン科卒業。VIVACE専属デザイナーとしてグラフィックデザインを主体に、企業のイベントフライヤーやパンフレット、パッケージ等の紙媒体のデザインを行う。
2012年2月 紙の魅力を伝える紙の祭典「KAMI・GAKARI 2012」にてペーパージュエリーを発表。同年4月 グループ展「LOOCHOO」ロンドンにてペーパージュエリー販売開始。紙の魅力に魅了された自称「紙フェチ」が紙を纏う暮らしを提案をする。

てぃーだブログ http://chihirofurugen.ti-da.net/ より抜粋

それにしても、紙、という素材感。
そんな装備で大丈夫か?! と思うのですが、耐水性・耐久性に優れた紙が素材として使われているそうです。
でもジュエリーって、高価でナンボみたいなイメージがあるじゃないですが。
叶姉妹が「これ、ン億円するジュエリー」とか言って、周りが感嘆するみたいな。
値札が価値、みたいな。
貴金属って、現代的なライフスタイルでの価値観からいうと。
装飾という意味よりも、どちらかという「資産」めいたイメージの方が強い。
付随した数字が意味を持ってて、その装飾性についてはあまり語られないというか、語られても女性同士の薄っぺらい「それカワイイね」だし。「カワイイ」って言葉は便利すぎて、0 か 1 でしかないし。
そんな中、「紙」素材で勝負するジュエリーですよ。
いくらなんでも安すぎて、市場で勝負できなくね? と思うのですよ。
無理やり高価な値段設定してた方が喜ばれるのが、ジュエリーと外車と栄養ドリンクじゃないですか(偏見)。
一応メリットがあって。
紙でできているため、金属アレルギーでも大丈夫。
そして軽量なので肩こりとかにもならない、邪魔にならない。
ちなみに素材となる紙は革が練り込まれた特殊な紙という、かなりテクニカルなものでもある様子。
これは興味深い…。
どんななのか、具体的に実物を手に入れたいなぁ…。
素材意外にもデザインとしての工夫が。
切り絵の特徴を活かしたような、繊細。
細く儚げなシルエットでも、よく考察されて強度が確保されたジョイント。
デザイナーさんは元々紙媒体の出身だそうで、女性らしい曲線の美しいグラフィック。
日本の伝統としての「切り絵」として見てみてもアーティスティックに美しく、これをアクセサリーとするという発想も面白いな、と思いました。
アレルギーの人の悩みを解決するプロダクトとしても成立し、完成度が高いデザインですよね。
金額の数字で張りあう見栄っ張りの女子よりも。
こういう美しさの分かる女子の方が意識が高く見えると思う。
花束のように華やかで儚げで、単純な色と光と影が織りなすシンプルなだけに強い優雅さ。
こういう価値観は大切にしたい。
いつか、世の中の女性の価値観を変えてくれるような可能性を持ったデザイン。
紙媒体のデザイナーが得意分野を活かして立体アイテムを作るという生き方も感心させられた。
僕らも、もっといろいろできることあるんじゃないだろうか。
■Paper ネックレス – 紙で出来たアクセサリー(公式ショップ)
http://www.vivace-shop.com/

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