床まである窓の部屋で暮らしてみたら…。頭から足まで全身見える窓の設計


床から天井まで前面ガラス張りのフロア。
高層タワーマンションにあるお洒落な部屋なんかがそのイメージだと思うのですが。
ウチは縦に長い窓を採用しまくっているので、ほとんど全ての窓がこんな感じ。横に広い窓が欲しいなというスペースには2連・3連と窓を並べています。ロールカーテンで閉められた向こうにも3連窓があるので、このコーナーだけで窓が5つも使われています。
写真の部屋は、耐震性(強度)の問題で、壁が欲しい部分なので窓がこれ以上並べられなかった部分。
ちなみに一条ルールだと、1部屋に窓は1つと計算され、以降は窓の追加と見なされて見積に計上されるとかだったと思います。
で、その縦長の窓なのですが、普通の家の窓だと腰高で下半身は外から見えないような造りなのですが、こういう窓の住み心地というのは実際どうかというと・・・。


僕が精神的に成長して、家の中で服を着るようになりましたね。
僕の人格に影響を与える、なかなか良い効果ですね。
俗に「テラス窓」「掃き出し窓」という名前で呼ばれる窓で、普通ならバルコニーに出入りするために使われる窓なのですが、最近はもっと細い「スリット窓」と呼ばれる採光だけを行うものも多いようです。
一条ルールだと窓の規格が決まっていて、そのメニューの中から選ぶスタイルなので、自由は無いのですが。その中でもこの窓は縦長なのに横に広めの窓なのだと思います。
あと、もうひとつ厄介な一条ルールがあって、床にぴったりと窓をくっつけるのは駄目なのだそうです。
これも耐震性とか「雨が溜まった時に部屋の中に入ってくるから」とかよく分からない説明を受けたのですが、あまり納得できなかった問題ですね。
最初は1階から3階まで全部この床から天井までの縦長の窓にしようと思っていたのですが、道路に面した側は、最終的に腰高のものに決定しました。
やっぱりプライベート面が問題で、床まで窓がある家も外から見えないように塞いじゃう人も多いようで、あまり窓の意味がなくなるっぽいですね。外観の飾りと思うこともできますが。

ウチは設計が極端で、上の写真のように小さな窓しかない部屋もあります。
これはモデルさん撮影時などのシチュエーションに着替えなどを行う奥の部屋として用意したもので、外から覗かれないように「すりガラス」+「普通より高い位置に小さな窓」という設計になっています。
あまり高い位置に見えないと思うのですが、床下の高さを入れると道路からはジャンプしても完全に見えない高さになっています(窓が顔の高さなので、こちらからは相手がジャンプするのは見えますw)。
これ1階の部屋なんですけど、高い位置の上に人が入りにくい小さな窓なので防犯上に優れていて良かったです。同じような理由で、進入されにくように1階は道路側では無い窓は全て Fix 窓(開かない窓)を採用する設計になっていたりもします。
1階で全身が見える窓を採用しているメリットですが、部屋の中と外とのコミュニケーション。
駐車場や外から友人の姿が見えた時にはお互いの姿が見えやすい。

同じ窓の写真ですが、ワンコも、こんな感じでお留守番から飼い主の帰りを待っていたりもします。
あと、ウチはそれでも縦長の窓を採用しまくっているのですが、その設計は。
縦長の窓の外に、狭くて良いのでバルコニーを設置しています。
そうすると、窓の外に腰高の枠ができるので、外から見えないのです。
バルコニー床面にプランターを設置すれば、地面があるかのように草木を楽しむこともできて、なかなか良いです。住宅密集地の中にある家などでは使えますね。そこまでして縦長窓にしたい人が僕の他にいると思えないけど。
デザイナーズハウス

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