平日のお昼に、西郵便局前にある浜松餃子で有名な店「大福」に行ってきました。
外観が派手ですね。そして僕の好きなオレンジ色で、親近感がありますね。
店に面した大きな通りを車でよく通りすがるのですが、外国人観光客らしき人が店の前まで出てきて記念写真を撮っているのをよく見かけます。
またピーク時には、店の前で持ち帰り餃子を待ってるらしき大勢の人がケータイをいじっているのを見かけます。
そんなに餃子が好きではないので全く気にもとめなかったのですが、店に入ってみることにしました。
持ち帰り餃子の店という印象があるので狭い店内かと思ったら、奥に意外と広かった。
テーブル席とカウンター席があります。
明るいメイプル木材の店内で、油を感じさせないで綺麗な店内でした。
昼のピーク時なので、とにかくすごい混雑。
イートインできるスペースで、たまたまカウンター席が丁度空いたので、うまく座れました。
客層は老若男女。
少し年代が上の男女も多い上に、若い人も多いという、バランスのとれた年代の客層。外国人もいます。
ただ20代の女性だけは見当たらない。
メニューは餃子だけかと思ったら、ラーメンもありました。
餃子を食べる目的なので、ラーメンは我慢。
注文したのは、「げんこつ餃子定食」900円。
げんこつ餃子4ヶ、海老入り1ヶ、チャーシュー入り1ヶという総数6つの餃子にライスとスープがつくというもの。
ライスはおかわりできるそうです。
忙しく店内を動き回るのを見ながら、じっと待ちます。
かなり待ちます。
10年以上店舗が続いているので、スタッフさん達はお互いに仲がよく、いろいろと喋ってくれながら作業をしていました。
ずっと昔からいるというおばちゃんがいろいろ店のことを話してくれたのですが、店主の奥さんよりが「私より詳しいんです」と笑いながら言っていました。
できては消えていく店舗が多い中で、これだけ長い間続くというのはすごいことなのですが、お店を誇りに思う店員さんと、妥協無しにやってきた店、そしてそれに気づきリピートするお客さんから成り立つのではないでしょうか。
ただ、最近は短気で「悪いのは全部他人」とするモンスターが多いので、頑固な店ほど消えていく傾向。
そういう意味では、この店のようにアットホームな店は続いていくのかもしれないですね。
げんこつ餃子定食キター。
想像以上のボリューム。
餃子のひとつひとつが大きいです。
一口食べると、すぐ分かるのが、他の餃子より「甘い」。
もっとガッツリした餃子らしさを外観から想像していたのですが、中身は真逆。
繊細であっさりしています。女性向きかも!
キャベツの量が多くて、甘みが多いようです。
大袈裟ではなく、本当に分かりやすく甘いので、まだ食べていない人はぜひ。
食べている時は全くニンニクを感じないのですが、たぶんニンニクも入っていると思います。
海老餃子、焼豚餃子の方は、正直違いがよく分かりませんでした。
普通の餃子にちょっと入っているだけなので。
もうちょっと個性を持たせて違う味に仕立てあげれば、また違った楽しみがあったかもしれないですけど。
この6ヶというボリューム、最近、食が細くなってきた僕にはちょっと辛かった。
かなりの満腹感と言うか、はちきれそうでした。
というか、同じ味が続くのが辛い。
もうちょっと個数が少なくてもいいのかなと思います。
餃子についていた中華スープは、ラーメンのスープのようなものだったか・・・?
ちょっと時間が経ってしまったので忘れてしまいました。
同じ餃子の味が続くので、僕には命綱のような存在でした。
お皿があんまりお洒落じゃなかったり、盛り付けが下手なのは、お持ち帰りがメインだと考えれば仕方ない。
こういうところにコストをかけないから、この値段が実現できると考えればね。
ご飯にのっけて食べたらおいしいよ、とお店の人に教えてもらった食べるラー油。
お店オリジナルのものだそうです。
確かに味付けが絶妙で、美味しい。
これだけ白米にかけるだけで、ご飯が進みます。
餃子とかいろんなものにかけても美味しい万能ドレッシングですね。
お持ち帰りは、専用のカウンターで注文するようになっています。
この日も大勢、このスペースで待ってました。
弁当屋さんのような雰囲気です。
全体的な感想としては、僕自身特に餃子が好きではないので、もっと食べたい的なものでもなかったのですが、甘い餃子が食べたくなったら、持ち帰りとしての選択肢としてアリだな、と思いました。
すごく日本人に合っていて、良い意味で普遍的に美味しいと思います。
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