いつもとは違うコーヒーが飲みたくなり、なんとなく 『INIC coffee』を購入してみました。
ミニボトルがサイズ的にちょっと良いです。
インスタントコーヒーのはずですが、「ドリップパウダー」というカテゴリを主張している製品で、細かい顆粒のような状態になっており、アイスコーヒーでも溶けやすそうです。
僕の周りでは、このブランドを誰も知らなかったのですが、インターネット上の見識者の間では「美味しい」と大絶賛されています。
が。
結論から言うと、僕には控えめに言って合いませんでした。
ちなみに僕はロブスタ種のような原種に使いコーヒーが好きで、コーヒーならではの苦みが好きです。苦手な人が多いというベトナムコーヒーも大好きです。ブラックコーヒー派です。ドリップだけでなく、インスタントコーヒーも美味しくいただきます(濃い目)。
ネット上のレビューだと「インスタントとは思えない美味しさと強い香り」というテンプレのようなコメントが多く、それ以上の情報が無かったのですが、香りは凝縮できないと思うのであんまり強く感じないというか、類似品のインスタントコーヒーと変わらないと思いました。
味の方は滑らかで、コーヒー飲料を飲んでいるようなすっきりとした味です。
生ビール好きな人が発泡酒を飲んだらこんな感じになるかもしれないですが、なにか物足りなさを感じます。薄いのかなと思い粉をかなり多めに入れても薄味に感じました。
パウダーなだけに量を増やせば濃度が乗算されるというものでもなく、感覚での調節が難しいのかもですね。
このコーヒーは、苦みや雑味やえぐみといったコーヒー豆の「弱点」を取り除く製法をしているそうなので、ブラックが苦手な人たちが好む味なのかもしれません。
使用されているコーヒー豆もアラビカ種(安いインスタントコーヒーは大抵ロブスタ種)なので、インスタントコーヒーを不味いと思う上品な層の方々が、美味しく感じるのかなぁという気もします。
僕は安くて下品なインスタントコーヒーでも毎日美味しく飲んでいるので、それで合わないのだと思います。
季節がらアイスコーヒーにはしていないですが、パウダーで溶けやすいので作りやすく、ごくごくと飲めるドリンクになると思います。
まぁインスタントコーヒーがドリップコーヒーに戦いを挑むのも階級違いの戦いだと思うので、比較するより味を楽しむ方が生きやすいですね。コーヒーは温度や環境でも味が違うそうなので、自分の好きな味を楽しめたら、それで良いと思います。
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