自己主張の強い画期的なプロダクトデザイン


父親のガレージ工房にあったタップ加工用品の写真なのですが、説明書きに「画期的」というテキストが使われていて、ん? と思った次第。
広告テキストなどでは多用されるフレーズだとは思うのですが、外装というかパッケージに使われるような言葉ではない気がして少し違和感。


・・・と思っていたら、「画期的 切削剤」などで検索すると競合製品含めてかなりの数がリストアップされ、世の中の画期的製品の多さに衝撃を受けました。
なにをもって画期的なのか、標準がなんなのかがよく分からないのですが、購入層には把握できているものなのでしょうか。でもライバル製品も「画期的」を歌ってるし、みんな画期的ならそれはもう画期的じゃないんじゃないだろうかといろいろぐるぐる考えてしまう。
言葉の字面が、機能が漠然としてはっきりしない上に良さげなイメージもある言葉なので、使いやすいんでしょうかね。
広告とか販売戦略とか、このあたり自分と環境と感じ方の差が難しいところですね。

2018/06/04
売れるトイレットペーパーのデザイン
マツキヨのトイレットペーパー、カッコイイですね。Instagram とかでもトイレットペーパーを持って写真を撮る人も多いというぐらい、トイレットペーパーとは思えない不思議な事象もおこっています。


2016/12/14
取り扱うのは一冊だけの本屋。一室一冊の本に開かれる価値観のデザイン。
銀座だけど、銀座からちょっと離れた場所にある本屋さん「森岡書店 銀座店」。昨年オープンしたばかりの本屋ですが、Amazon の勢いに押され気味の書店の中で利益を伸ばす優良店。その書店に国内外を問わず海外のビジネスシーンやらメディアやらが関心を示しています。なぜ、その本屋がそんなにも売れるのか。…


2015/03/18
「カッターナイフ」が切り込んだ世界。開発型メーカー、という在り方
巷で「カッター」といえば、あのカッターナイフなのですが、発明したのは日本人というのは有名な話。もともとナイフなどの刃は使っているうちに切れ味が悪くなってくるのは物理的にしょうがないのですが、紙を切るナイフは「切っ先しか使っていない」のにも関わらず研ぐ必要があるというのは、少しおかしな話。…


2016/04/02
約束のデザイン|スイススタイルが世界中で最も使われ、進化した背景。
僕のルーツ、タイポグラフィーには「スイススタイル」という様式があります。サンセリフといういわゆるゴシック体の使用。文字を左揃え、右側が不ぞろい。イラストでは無く写真を使う。グリッドシステム。基礎中の基礎、非常にベーシックな様式なのですが。地味なためか若者に人気が無く習得する人は…


2016/02/03
さわやかのハンバーグをデザイナー視点で設計思想を分析する
浜松を代表するソウルフード「さわやかのハンバーグ」。みんな美味しい美味しいって言って食べてますよね。特筆すべきは「オニオンソース」で、ハンバーグというより、ソースの方が主役のような気もするのですが…。少し前には、ロケットニュースの記者が東京からわざわざ取材に来たのに、デミグラスソースで食…


2014/04/07
畑から生まれるデザイン「お野菜クレヨン」
(C)STmind.青森市のデザイン事務所が販売し始めたという『おやさいクレヨン 「ベジタボー(vegetabo)」』が興味深いです。その名の通り、野菜から作ったクレヨン。従来の決められた色で作っているのではなく、野菜から色を取り出して作っているので自然に近い色なのが特徴。たぶん「青い野菜」が少ないので…


2014/02/04
この都市でいちばん美しい看板
IBM は現在「Smarter Planet」というコーポレート・ビジョンを進めていて、それがコミュニティ・デザイン的な観点から見ても非常に面白いです。■IBM Smarter Planet 地球を、より賢く、よりスマートに – Japanhttp://www-06.ibm.com/innovation/jp/smarterplanet/スローガンは「地球を、より賢く、よりスマ…


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