伝統と自分の名前に誇りを持ってる? 和紙と苗字でできた「苗字封筒」

苗字封筒
(C)y2int.com
「苗字封筒」というプロダクトが面白い。
苗字封筒というのはその名の通り、苗字をデザインモチーフにした封筒。ただ単にレタリングされたフォントが印刷されているのではなく、グラフィックデザインされたものが印刷された封筒です。
例えば、「佐藤」という封筒。
スプーンに乗った白い粉末のデザインになっています。
なるほど…。
現在発売されている苗字の商品は、 イトウ、イノウエ、カトウ、キムラ、コバヤシ、サイトウ、ササキ、サトウ、シミズ、スズキ、タカハシ、タナカ、ナカムラ、ハヤシ、マツモト、ヤマグチ、ヤマダ、ヤマモト、ヨシダ、ワタナベ、の20種類。


自分の名前がラインナップされているラッキーな人は、ぜひ自分のデザインを確かめてみてね。
プレゼントや同じ苗字の人へ送る手紙とかで使えたら、ちょっと面白い。気づいてくれるかドキドキだけど。
この苗字封筒をデザインをしたのは、「スタイルY2インターナショナル」という姉妹のデザインユニットである有井ゆまさんと有井ユカさん。
■Style Y2 International(公式)
http://y2int.com/
元々の得意分野が商品企画によるデザインワークなのですが、日本・富山の伝統工芸品「越中和紙」を使った商品ができないかと考え、どうやったら和紙製品を使用してもらえるかマーケティングした結果、このユーモアのある製品を思いついたのだそう。
ササササササササササ中」もユーモアのある面白いデザインだなと思ったのですが、最近の流行なんでしょうか。
富山の薬売りが、薬を包む紙として使っていたという越中和紙を復活させるためのデザイン。
インバウンドマーケティングが世間を騒がせていても、完全に日本人にしか分からない日本人のための商品というコンセプトワーク。
お金儲けで終わらない、日本伝統の良さを伝えていくためのプロダクトとして、非常に成果を上げているところは参考にしたいところ。
こういう仕事っぷり、いいですね。

ここかしこ 苗字封筒

ここかしこ 苗字封筒
価格:972円(税込、送料別)

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