カジュアルイタリアンでパクチー餃子


最近和食が多かったのでカジュアルなイタリアンを食べよう! ということになり、連尺町にある「Beige (ベージュ)」へ行ってきました。
ここは浜松出身アーティストで海外で主に活動されている Seiji Yamauchi さんの弟さんのお店です。
その関係で Seiji Yamauchi さんの代表作「Coral Spawning」シリーズの絵が2枚、壁に飾られていたのですがアーティストならではのテーマの選出センスというか、デザインのコンセプトを楽しむというか、そういう面白さがあります。両方とも卵のドットの部分が白いモノクロ作品だったのですが、店がどんな雰囲気になっても合わせられるようにかもですね。ちなみに Seiji Yamauchi さんは現在ロンドンだそうです。


そういえば店名の「ベージュ」は、オーナーである山内さんが米寿まで店をやるという意味もあるそうです。洒落っ気ありますね。
店内は狭く、カウンター数席に窓際の丸テーブルに3名、奥にスクエアテーブル席がいくつかあり、合体させて大きなテーブルにできるというレイアウト。週末は予約で埋まるということですが、この日は奥のテーブルに静岡文化芸術大学っぽい子たちが集まっていて駄弁っていました。お店の芸術っぽい雰囲気に引き寄せられてきているかもですね。
そういえば静岡文化芸術大学ができた時に「なんで音楽大学じゃないん?」と不思議に思ったものでした。
今でこそヤマハや河合楽器といった企業が、大学よりもっと低学年の音楽教室をターゲットとしていった方がマーケティング的に良いと理解できますが、あの音楽教室の展開考えた人は天才じゃね、ってよく思います。音楽に携わる期間の年齢層と社会人になってからの継続期間、高価な楽器を購入できる「親」という層、子供が成長して親となる連鎖性、楽器店ではなく講師の自宅を教室として運営するフランチャイズ方式、細部に至るまで計算されたマーケティングの鑑ともいうべき戦略ですね。これを最初に考えるってすごいと思うっていうただの感想ですが。

パクチー水餃子。
常連の友人曰く「これが名物」とのことでまずこれを食べろ、と。パクチーは苦手なので少し躊躇しましたがパクチー感はなく、しゃりしゃりした食感があってとても美味しい。多分中に長芋入っているんだろうか。

イカをトマトとガーリックバターで味付けしたもの。
めっちゃ好きな味。

生ハムと梨? 蕪? 忘れました。甘じょっぱくて美味しい。

エンガワのカルパッチョ。僕の大好きな寿司ネタでるエンガワが、まさかのお皿に山盛りで食べられる日がくるとは・・・。
濃厚な脂と、爽やかなレモンの切り身とも合う。白ワインとか似合いそうですね。

スペアリブ。柔らかくて食べやすい。

パクチー水餃子が美味しくて、おかわりで山ほど注文したのですが、最終的に食材が品切れしてしまい、普通の羽根つき餃子になりました。メニューにあるのかなこれ。

銀座にある煉瓦亭のカツレツ大好きな僕が、カツレツを頼んでみました。
想像していたカツレツとはちょっと違い、脂が多めで甘い感じ。厚みもありしっとりした衣で、お肉の甘みを楽しむような感じです。
トマトソースとも合っていて美味しい! やっぱカツレツ最高だな。

アラビアータ。ショートパスタと合っていて美味しい。おかわりしたいくらい。

これはメニューにないのですが、牡蠣のクリームソースをクリームパスタにしてもらいました。
僕はクリームソース系が苦手なのですが、これは全然食べられました。美味しい。
店内が狭く、少し窮屈ですが高級イタリアンに比べて価格帯が全然安く、会計時に想像の半額だったのでびっくりしました。
友人同士など気のあった仲間とまた行きたい店。

Beigeイタリアン / 第一通り駅新浜松駅遠州病院駅

夜総合点★★★★ 4.0

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