攻撃的縮小

1987年に花王から発売されたコンパクト洗剤「アタック」の大ヒットした要因の話が面白かったです。
高校の時に大型スーパーの生活用品売場でアルバイトしていた時にも、陳列場所を大きくとって山積みされていたのが印象に残っています。


書くと面倒なので、wikipedia 参照。
アタック (洗剤) – Wikipedia
洗剤をコンパクトにするという発想は、直接的にはあんまり意味がないように感じますが、「使用量が4分の1でいいからコンパクト」と言われると、急にお得感が増しますね。物量的には、結果的に今までの4倍の量が増えたことになるので。
あとは「スプーン一杯で驚きの白さに」というコピーでしょうか。
費用対効果を明確にした、心を打つ良い言葉だと思います。
パッケージデザイン的には、アタックという単語からも分かるように、「しっかり」「力強い」といったイメージのロゴと配色計画が目を引きます。
今までの商品は主婦がターゲットだったので優しくて女性らしいイメージだったのですが、これに囚われずに、堂々として頼りになるというイメージでデザインされていることがスゴイですね。洗剤という商品の機能的部分である「しっかりきれいにすることがきできる」をゴールとしたことが、大ヒットの要因だと思います。

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