WEBサイトの重要性。言うまでもなく、如何にして利用者に目的を遂げてもらうかということです。
制作者側観点で言えば、「ターゲットに対し、設定したゴールにどう導くか」という問題ですね。
現代ではいろんな手法も語りつくされ、マーケティング論なども入ってきていて、デザイン的な考え方も少し変わってきた ── というか、よく分からない方向に様子が変わってきたみたいなのですが、基本は「仮説建て」。
ターゲットがどのように考え、どのように行動するかを想定し、その行動をスムーズに行えるためのコンテンツや機能を考えるということになります。
工業デザイナーだと当たり前の考え方だと思うのですが、このへんの考え方は WEBデザイン にも必要で悩ましいところですね。
例えば管理画面のデザインなんて、装飾によってデザインするタイプの人には難しいですし。デザイナーって呼ばれる人たちは本当に多芸であるべき職業ですね・・・。
■インタラクションデザイン – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3
認知心理学では、メタファという概念があります。
信号機の「青」信号 → 「止まれ」の意味。
MP3プレーヤー、映像プレーヤーの■(四角)ボタン → 「停止」の意味。
通常、そこにあるだけではただの記号で、何の説明も無いのですが、それでも私たちは誰に説明されるまでもなく瞬時に意味を理解し、把握します。
冗長的な説明を必要とせず、具体的なイメージを喚起させる。
これはインターフェイスとして最強です。
■メタファー – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC
と書いてあると、また「メタファ最強!」とか言い始める人が増えそうなんですけど、メタファを謳うには僕には抵抗があります。
メタファの恩恵・・・たとえばピクトグラムによるアイコンなどが最大限の威力を発揮するのは、おそらく多国語展開された場合。
外国語が分からないなど言語の制約を受けた際に、図形による「説明」を入れたい場合に効果のあるものだと思います。
もしくは、道路標識など、文字を読む暇を与えず、通り過ぎる一瞬で判断しなくてはいけない場合。
WEBはメディアの中でも「前のめり型」と言われるほど、利用者が積極的に情報を得ていこうとするメディアなので、本やテレビのように「何かしながら情報を得ようとする」メディアと大きく違うので、その接触時間の長さを利用したデザインが活躍しそうです。
WEBサイトのゴールを設定しターゲットを設定している時点で、ターゲットは非常に絞られているはずなので、セグメントされた情報から対象に一番伝わる方法で見せていきたいですね。
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