機械仕掛けのリング


指輪というと繊細で優美で、そっと祈りを込めるかのように静かに光り輝く審美的なラインのものが多い。
ニューヨークのデザイナー、Glen Liberman 氏がデザインしたこの「Gear Ring」という指輪は、その真逆ともいうべき存在感があります。
コンセプトは“complex enough to play with, yet simple enough to wear.”(遊ぶにちょうどいいくらい複雑で、それでいて身に付けたくなるくらいシンプル)。


このギアが織りなす武骨さが魅力の指輪は、非常に男性的。
にぶい輝きと荒々しい感覚なのに心をひきつけるのは、高級時計と同じで材質がステンレススチールで、精密に切削加工されたギアがメカニカルな意匠をもって、男の中のワクワク感を盛り上げるからだろう。
しかも、この指輪はただの指輪ではなく、可動式。
ギアは回転し、フレームがスムーズに移動するのだ!
(しかもカチカチとした動きではなく、わりとスムーズ)
歯車が、きらきらと光を反射しながらスピードを上げて回転する様は、スーパーカーやバイクのかっこ良さにも似ています。
指輪って、もうモチーフが尽きたぐらいに思っていたけど、これくらいのギミックがあって、しかも邪魔にならないと良いですね。
僕も自分の結婚指輪とか、自分でオリジナルなものをデザインしたいと思っているけど、絶対、変形合体する指輪にしようと思います。あ、ドリルとビームを発射する大砲、それから空を飛ぶウイングも欲しいな。
■Kinekt Design
http://www.kinektdesign.com/
 

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