企画力と実行力のイベントと、そのキーマン


「KBF」こと、「カケガワバンドフェスティバル」が、どんなものか、ちょっと見学に行ってきました!
カケガワバンドフェスティバルとは、掛川に住む有志が企画運営したイベントです。
駅前の大通りを歩行者天国にして、地元のアーティストが出演する大掛かりな音楽イベントです。
有志だけでこれほど大規模なイベントを行えるというのは、凄いの一言なので、一回どんな感じか見たかったのですが。



そのイベントの経緯というのも、ちょっと変わっています。
この日、実は掛川の「つま恋」で超有名アーティストが集まる「ap bank fes」というイベントがある日なのです。
■ap bank fes ’12 Fund for Japan
http://fes.apbank.jp/contents/index.php
誰もが名前を知る芸能人が集まる日で、県内外から人がわらわらと集まってきます。
要は、その「ap bank fes」で掛川に来た客を狙って、ついでに「KBF」で掛川の良いところを知ってもらおうとする便乗商法のようなイベントなのです。
あまりにも潔い主旨のイベントで、好意が持てますね。

暑い日の夕方でしたが、大通りは非常に混雑していて人が多く、屋台が賑わっていました。
付近の中学校なんかにもボランティアを依頼したりして人件費を浮かしつつ将来のイベント企画者を育てるためにイベントに触れさせたり、小さな子供が喜ぶ遊戯玩具を設置したりと、なかなか考えられています。
また、音響機器もプロ仕様のすごいもの。
ちょっとやそっとじゃ真似できないイベント力。
ただ、周辺の店舗には説明不足で、営業時間中にプロ仕様の大音響が流れているので、かなりクレームになってしまっていたようですが。事前調整というか、このあたりは難しいところですね。
掛川では「友引カフェ」という商店街の大通りを青空カフェにしてしまって屋台でメニューを売るという取り組みがあったり、「深蒸し茶」の全国的なブームを巻き起こす力があったりと、わりと地元の有志が頑張っていて、前から注目はしていたのですが、何故これほどまでの実行力と企画力があるのか。
■『友引カフェ』ってどんなカフェ? | しずふぁん
http://shizufan.jp/netamap/seibu/61189/
丁度、商店街の世代交代の時期で、若い店主が揃ってきたことで、「面白いことをやろう」という意欲があるみたいなのですが。
何より、キーマンの存在が大きいようです。
その掛川のキーマンとなる人が、この「KBF」の実行委員長でもある、小沼秀朗(こぬまひであき)氏。

団扇にも社員とコメントが入っていますが・・・。
その写真の本人が、自ら一人で大通りの入口に立って汗だくになりながら団扇を配っていて、宣伝していました。(本人から手渡されました)
アルバイトでも使えばいいのに、自ら動いて結果を出そうとするタイプのようですが。
(ちなみに団扇を受け取ってくれる人は少なかったみたい)
音楽の街 掛川へようこそ」とか書いてあるのですが、浜松も頑張らないといけないですね。
彼の人となりは、ムービーにもなっています。街づくりや街の活性化に興味がある人なら、このムービーは興味深いと思います。


小沼秀朗さんは、掛川に住んでる友人曰く「餡子屋の息子」と言っていたので、普通の一般人だとばかり思っていたのですが。
掛川への想いが強すぎて、議員にもなってるそうです。
■静岡県掛川市 議員プロフィール 小沼秀朗
http://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/city/shigikai/giinshokai/giinprofile03.html

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