フォントの話「Avian」


今回はフォントの話!
Helvetica、Futura、Furutiger・・・と紹介してきたら。
次はこのフォントですね。「Avian(アビアン/エイヴィアン)」。
このサンセリフの流れなら絶対出てくるな、と思った人は多いと思うのですが、Futura、Furutiger、Avian。
この3つが英字での僕の基本的なフォントセットになっています。
過去制作したもの全部ひっくり返しても、これ以外のフォント使ってたら、かなり貴重だと思う。
僕のルーツは、中学の時の美術の先生にやらされてたタイポですが、その時からサンセリフばっかりですね。
上のオレンジの画像はテンプレート「Aperitif(アペリティフ)」で記事が1件も無い場合に表示される画像なのですが。
この部分の「Yasukawa」という名前に使われているフォントです。


そういえば「アペリティフ」の名前の意味を訊かれたことあったけど、フランス語の「食前酒」という意味です。
英語では「アペタイザー(Appetizer)」。
元々グルメブロガー用(というかグルメブログを書くというスタッフ用)のテンプレートなので、シャンパンなどのイメージなのです。
話を戻すと。
僕のデザインの特徴と、やたらよく言われるのが
中間色
細い線の数字
等間隔の文字間の開き
という組み合わせ。
これで僕が制作したものと判別できるのだそうです(そうかなぁ)。
WEB やバナーのセオリーだと、解像度の悪い媒体で視認性の悪くなる細く小さい文字組はありえないのですが、大きな数字のところでは Avian 使いまくっていますね。

今、見直してみたら、数字のところは過去全部 Avian だった・・・。
ところどころ、似ている「Century Gothic 」使ってるのがあるのは自宅で作業したんかな・・・。
あともうちょい調整できたような。
Avian の特徴というか僕が好きなところは、デザインの原則でもある「連複」を具現化したような、それぞれの粒の揃い方。
揃ったキャップライン・ミーンラインが整然としていてモダンな雰囲気がグッとくるのですが、少し重心の落ちたベビーフェイスなところがまた幼稚で可愛らしくもありスキがあるというか。
あと、大文字と小文字でガラリと雰囲気が変わるところは、まさに大人のしっかりさと子供の無邪気さが合わさったような魅力ですね。
小文字の丸みが嫌いだからあんまり使わないけど。
ちなみにロボットアニメの「キャプテンアース」で使われているメインフォントが Avian です。

この番組、ロボットよりタイポグラフィが恰好良いので気になる。
■フォントの王様「Helvetica」 (2009年03月04日)
http://yasukawa.hamazo.tv/e1685821.html
■オススメのスクリプト体 「Sherry」「Zapfino」(2009年08月14日)
http://yasukawa.hamazo.tv/e1950397.html
■前職のデザインを紐解く「Futura」(2012年02月27日)
http://yasukawa.hamazo.tv/e3481435.html
■Furutiger、悪条件下でも識別できるサイン(2012年08月18日)
http://yasukawa.hamazo.tv/e3721645.html

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