リモコンニッチが好きな女子と付き合いたい


ウチはシステマチックにいろんな機能を搭載しているので、それを管理するスイッチやモニタなどのコントローラーで壁が埋め尽くされています。
これらのコントローラーは壁から飛び出ているので、歩いてて肩をぶつけたり、そもそも見栄えが悪かったりするのですが、あらかじめ壁をへこませる施工を行い、その中にコントローラー類を収納する「リモコンニッチ」が、すごく便利。
「ニッチ」というのは、構造上の窪みのことで、ヨーロッパの建築物などに多く見られる装飾的加工です。
これに家電や照明などの設備をリモートコントロールするものを配置したのが「リモコンニッチ」になります。
ウチの場合、家の中枢で一番行き来する場所であるリビングダイニングの入口の壁に、施工してもらいました。
必ず通る場所なので、全ての情報が一目で確認できて便利。


これは、これから家を建てる人は絶対に用意したほうがいいとおススメできます。
下部はマガジンラックになっていて、新聞や料理本などを入れておけます。
現在は使い方が把握できていないマニュアルなどを差してます。
その上中段は、携帯電話やスマホの充電棚で、コンセントも付いています。
写真では湿度計と非常灯を置いています。ジャムの瓶に見えるのが、非常灯です。
上部が、スイッチとコントローラーを設置する部分で、マグネットシートになっています。
右上にごみの回収日が書かれたチラシを貼り付けてます。
家族がいれば、メモをマグネットで貼り付けるメッセージボードとして役割が期待できます。
あと、ホワイトボードの代わりに使えたような? 気がしたけど試せないので分からない。

【1】録画式インターホン
不在時に訪問者を撮影し、誰が来たかを記録します。
地味に便利で、「あ、宅配の人午前中に来たんだ」とか分かります。
データは年月日で記録されるので、長期出張時から帰ってきた時も分かりやすい・・・はず。
その時点で必要なデータなのか分からんけど。
このインターホンにはもうひとつ独立したリモコン端末があり、こちらでも受信と映像確認ができるようになっています。
ウチは3階建てなので、3全部の階&部屋に設置するより、持ち歩きできるリモコン端末があるほうが安く済むかな、と思ったのです。
ただし今にして思えば、果たしてリモコンを持ち歩きするかなぁ、という疑問が・・・。
【2】エコキュート
どこの家にもある深夜電力を利用してお湯を沸かすアレですね。最近は薄型が発売されてたので、それを採用しています。
毎日お湯を沸かし続けるので、長期主張中は設定をどうするかについてひと悶着あったりします。結局設定をいじらず出てきちゃいましたけど。
湯量を少なくしておいたほうが経済的だったかも、と激しく後悔。
【3】キッチン系照明
「キッチン系」としている理由ですが、ウチは間接照明など埋め込みまくっているので、壁がスイッチだらけになっていてどれがどれだかもはやわかりません。このスイッチだけはキッチンカウンターなど料理&食事系のスペースでまとまっていて分かりやすい。
【4】24時間換気システム
高層ビルやホテルなどで採用されている、通風孔からゴウンゴウンと音がしているアレを想像していただければ同じものです。
ウチは超機密の家なので、中の空気と外の空気の入れ替えを 24 時間ずっと行っています。
なので、注意してみると、各部屋に通風孔があったりします。
これ何がすごいって、花粉症がなおることもあるくらいすごいみたい。
家の中の埃や持ち込まれた花粉などを吸いこみ、外から吸気した新鮮な空気をフィルタにかけて、入れ替えます。
なので換気システム内のフィルタには虫取り網ユニットが設置されていて蚊や細かい虫がびっしりくっついてるっぽいので、なんか怖い。
そのおかげで窓を開けることが少なく、防犯上の理由からもよかったかも。
カーペットや洋服を持ち込んでないので埃をどれぐらい吸い込むかは、まだこれから。
この換気システムのせいで、寝てるとなんだかホテルみたいな雰囲気を感じます。
【5】床暖房システム
全館床暖房を採用しているので、全体的に暖かいはず・・・なのですが今年は暖冬ですね。僕は今も半袖です。
24時間換気との兼ね合いで、ストーブやファンヒーターなど、空気中の水分を蒸発させる暖房器具は使用しないでくださいと念押しされました。家の建築材が乾燥してしまうのがよくないみたい。でも灯油ストーブは灯油という水分を蒸発させている仕組みだから大丈夫そうだけど・・・。
この床暖房の恩恵を受けるのは、とにかく女性。
通常の暖房方式とは違い、肌を乾燥させないので、美容に効果があるのだとか。
また足元から温めるので、冷え性の多い女性にはうってつけ。
高血圧の人は、冬にお風呂やトイレで倒れる人が多いのですが、これは部屋の暖かいところと冷たいところの温度差があるため血圧があがるせいで、全館床暖房ならこのあたりは安心だと思ってます。
全館床暖房といってもゾーン分けされていて、使っていない部屋の床暖房を切ることができます。
【6】太陽光発電パネル 監視モニタ
屋根に搭載したパネルからの発電量の情報を視覚化して表示しているモニタです。ハイブリッドカーの燃費とか表示するモニタを想像していただければ同じものかも。いろんなモードがあって見ていても楽しいです。
ネット回線の契約をしていないので未経験ですが、ネットに接続すれば遠隔から発電量を確認したり、中部電力に販売した電気量を確認したり決済したりをしてくれるそう。

設置なのですが、壁をへこませて施工するので薄い壁には不可。
僕はこの壁の横に引き戸を設置予定だったのですが、このニッチの施工をしてもらうのを最後に決めたので、ドアの方を片開きにする対応しかできませんでした。
なのでこの区画、ドアが交差点での交通渋滞のような感じにドアの開閉が入り乱れています。
リビングダイニングのドアって恒常的に開きっぱなしなものだと思うのですが、「引き戸」にしておくことで普段は格納されているので邪魔にならない設計だったはずなのですよ。
それが片開きドアの採用になったため、廊下の先に開きっぱなしのドアが見えている状態になっています。
最初の設計では、廊下の先の壁に、絵を飾るつもりだったのに・・・。
上の写真のリモコンニッチの下にコンセントが見えるのですが、これは普段は使えないコンセント。
家の中で唯一の非常用電源(自立運転コンセント)です。
災害時に停電があった場合、自家製で発電し、ここから電力を取り出す仕組みになっています。
停電ほど不便なものはないと身に染みているので、これで少しは安心です。
これからのリビングダイニングにリモコンニッチ、採用されることをおすすめします。
定番になりそうですね。
デザイナーズハウス

コメント

  1. den より:

    一つ教えてください。
    インターホンと給湯器リモコンが近くになりますね。
    浴室リモコンにインターホン機能が有ると思いますが、
    パナインターホンのノイズは拾わないでしょうか。
    説明書には「電波を出すインターホンとは離してください。」
    と有ります。当方の住宅も雑音が出たのであとで改修しました。
    よろしくお願いします。

  2. yasukawa より:

    浴室インターホンはわりと大きめな音量にしていますが、雑音は乗らないですね。
    インターホンの方も親機も子機も雑音は無いです。
    いまのところ不満なのは、リモコン同士の距離が近すぎて指が入らず SD カードの出し入れが難しいぐらいです。

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