自宅内に収納されているサーバーラックには作業スペースが無く、ただのラックです。
サーバー端末を並べて収納する分には使い勝手が良いのですが、制作用のハイパワーPCの設置場所が無く、とりあえずこのラックに突っ込んでいます。
制作用のデスクトップPCはタワー型で、3Dレンダリングもできるように大型のグラフィックカードを積んだりで冷却用ファンがフル稼働し風切り音がうるさく、夏には熱をもって快適な生活に支障がでるので、隔離する意味もあります(ちなみに冷却ファンは埃も吸い上げるので周囲が異常に綺麗)。
3階のワークスペースやリビングからのリモートでの操作にも慣れてきたので不便は無いのですが、処理速度に比べてモニタの遅延表示だけ少し不満で、ずっと何か対策がないかなぁと思っていました。
ということで、ネットのジャンクから探し出したリモートデスクトップアダプターを購入してみました。
あんまり情報が無いのですが、LAN経由で HDMI の信号を変換し離れた場所のモニタに表示。加えて USB も同じように遠隔表示できるというものです。
ありそうであんまり見かけなかった製品ですね。テレビの電波はアンテナ線からの直に取得したものを再び電波で飛ばすと法律的に NG とかそんな理由でワイヤレスの製品が無いとデザイン関連の法律で習ったような? ちなみにこれは中国製です。
ドキュメントが基本中国語なのでよく分からないのですが、このアダプター本体が「USBサーバー」として稼働し、LAN経由で受け取った各種の信号をエミュレートする仕組みのようです。
考えてみたらこの製品、僕自身には需要があるのだけど、他に必要となるケースは無いんじゃないだろうか。
箱の裏側。
HDMI や USB の他に、VGA や音声なんかにも対応しています。
箱を開けたところ。
中国製にしてはパッケージングが綺麗。
精密電子機器っぽくラッピングされていますが、わりと中身スカスカな感じの重さです。
これが本体。
プラスチックでも金属でもないような、なんだかダイキャストみたいな手触りの質感。
裏面の端子パネルには、左から電源、LAN、USB、オーディオ IN、オーディオOUT、VGA、HDMI という端子があります。
表面には、電源スイッチ、もうひとつ USB です。
本体上部には「PC to HDMI over LAN」という刻印があります。
設置の仕方ですが、このアダプターをルーターに接続し、対象のPCもルーターに接続する、つまり同じサブネットマスク上に置くだけ。アダプターはサーバーとして機能し、DHCPから勝手に IP アドレスが付与されます。
IP アドレスを直に叩くと簡単な設定画面にもつながります。
映像の発信元になる PC には、専用のドライバをインストールします。
このドライバがバーチャルデバイスとなって、LAN経由で信号を送るようです。
ようです、というのは、僕の場合デバイスドライバの相性が悪いらしく、モニタがどうしても認識されませんでした。
アダプタに USBマウス を繋げたところ、遠隔操作できたので、かなり相性に左右されるみたい。
ちなみにこれチェックするのにリモート接続しながら画面確認してるので、無意味というか。
なかなか面白そうな商品ではあるので、時間のある時に他の PC端末に入れて試してみたいと思います。
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