写真は、ポークカツレツ。
日本的な洋食屋さんの元祖といわれている「煉瓦亭」に行ってきました。
■煉瓦亭
http://www.ginza-rengatei.com/index1f.html
Wikipedia にも詳しく書かれていますね。
■煉瓦亭 – Wikipedia
どうせ普通のカツレツでちょっとうまい程度だろ? となめてかかってスイマセンでした・・・。
僕はカツを食べる時はソースをかけないで食べる派なのですが(ソースかけるとソースの味しかしなくてソース食べてるみたいなので)、めちゃくちゃ美味しかった。そのへんのカツレツと全然違うです。胡椒の味が効いてるのかな。
びっくりするぐらい値段が高かったけど
あぁ書いてたらお腹空いてきた・・・。
パン粉の衣をつけて揚げた豚肉に、キャベツの千切り――。現在のトンカツのスタイルだが、これは1895年(明治28年)に創業以来、4代にわたって銀座で営業している「煉瓦(れんが)亭」で生まれたと言われている。
このお店、元々はフランス料理店として出発したが、油やバターを使った脂っこい味が、明治の人々に好まれず苦戦した。江戸時代から庶民に人気のあった天ぷらをヒントに作ったのが、「ポークカツレツ」だ。サクッとした食感と脂っこくない味が評判になり、たちまち看板メニューとなった。1899年(明治32年)ころの話だ。
キャベツの千切りの登場は、それより少し後。日露戦争(1904~05年)時に兵役に取られてコックの数が足りなくなり、手間がいらない千切りを付け合わせとして出した。
煉瓦亭では、今でも当時と同じ名前の「ポークカツレツ」を、1300円で出している。
3代目店主の木田明利さんは、「メンチカツ、チキンカツ、エビフライと揚げ物を次々と考案したのも煉瓦亭」と誇らしげだ。読売新聞 – [大研究グルメ産業]銀座洋食物語(1)煉瓦亭「ポークカツレツ」より
なんだか地球儀を回して世界に思いを馳せていた子供の時みたいな気持ち。
なんというか、手に届きそうで、でも手が届かないような、そんな歴史の重さと、でもタイムスリップしない限りは本当に体験できないんだろな的な、どうしようもなさ。
でもなんだか、僕は今、ちっぽけでも歴史の一部なんだな、ということを強く感じられるようになった。
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