生涯を添い遂げるグラス


(C)Wired Beans inc.
デザインというのは、見た目の美しさではなく。
その存在感やコンセプト、生まれた理由に強く影響を受けます。
ドイツのデザインセンターが主催する国際的なデザイン賞「レッドドット・デザイン賞」も受賞している「ワイヤードビーンズ」のタンブラーグラス。
製品に名づけられたコンセプトは「生涯を添い遂げるグラス」です。
キャッチ―なコピーをつけられたこのグラスは、高級グラスでもなく高級ブランドでもなく。
東京伝統工芸士認定のガラス職人の作る手作り制作のグラスです。
「生涯を添い遂げるグラス」の意味は、言葉以上に美しく、お客様のことを考えたサービス。
このコピーを聞いて、どんな製品を思い浮かべるでしょうか?
絶対に壊れないグラス?
高級で使わないで飾っておくグラス?


正解は、「生涯補償付き」のグラスです。
所有年月・破損理由に関わらず交換が可能、という、どちらかというと製品属性ではなくサービスですね。
この「生涯補償」はグラスでは日本では初めてらしいのですが。
非常にグラスという商品を愛する人が考えた、大切に使ってもらえる人のことを考えた製品(サービス)だと思います。
高価で高級なグラスであれば、傷がつくのを恐れて普段から使わなくなってしまう。
安価で壊れやすく替えがきくものであれば、1つを大切に使おうと思わない。
そんな2極性の商品であったグラスに、新しい価値観を与えるものではないでしょうか。
普段から愛用できて、もしも失われた時がくれば対応策がある。
バックアップ品を購入してしまうほどの愛用品がある人には、目から鱗の商品です。
なにより、メーカーとしての「これは良い物」という自負、そして「長く愛用してほしい」というメッセージの入った、とても大切にされたプロダクトだと思います。
技術だけではなく、作り手の想い。
奇抜なアイデアではなく、お客様のことを考えぬいた少しの優しさ。
1つ手元に置きたくなるような、素敵なコンセプトのグラスですね。
■生涯を添い遂げるグラス
http://wiredglass.jp/product.html#reddot

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