デザイン職の道具箱である Adobe のツールの最新作が発表されました。
ここのところ単純に商品名の後ろの年号が変わっていくだけのアップデートに近かったのですが、今回は劇的に変わるものが多いですね。
画像は、プレビューで使っていた「Dreamweaver 2017」なのですが、見て分かる通りの黒基調のバックグラウンドに変更されました。眼が疲れないとよく言われますが、日本人的な色素から考えてしまうと「省エネ効果?」ぐらいにしか思えないところ。
ところでこの Dreamweaver の開発方法ですが、面白い手段が使われました。
それは、世界中のクリエイターにベータ版を提供し、使ってもらいながら意見を反映していくという方法です。普通に考えるとよくある開発手段の気もするのですが、ツール自体にフィードバックやバグ報告ができるフォームが実装されていて、そこから気軽に意見が言える参加型?のプレビューになっていました。
根本から変わりフォントの大きさまで変わっており、UI が劇的に変わるため(正直慣れるまで使いづらい)そのための慎重な進め方だったようにも思うのですが、いきなり変更になるよりは平和的な方法だったとも思います。
ちなみにデザイン関連の機能よりもコードを書くプログラマの方に傾倒したようなバージョンアップ。
デザイン関連の求人が3割増しという現状で、デザインビューよりもコーダー向きに進化しているのは教える側には大変。
ただ今までなかったチームでの制作連携機能なども実装されるようなので、社内での上書き合戦のような不毛な戦いが減るのは嬉しいですね。
■Adobe MAX Japan 2016 ビデオアーカイブ
http://www.adobe.com/jp/creativecloud/events/maxjp-video-archive.html
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