インターネットが、まだ Google に席巻されていない時代。
WEB から情報を探す手段は「検索」ではなく、Yahoo のように電話帳のようなカテゴリからひも解いていくイメージで、素敵なコンテンツに出会うのは、ちょっとした冒険の後の達成感のようなものでした。
そんな時代の大人気コンテンツ「超能力ブログ」をご存じでしょうか?
超能力ブログ──。
その名の通り、超能力で毎日ブログを更新していくという、かなり攻めた内容のブログです。
キーボードを叩かずに、超能力だけで更新していくんですよ! これってすごくないですか? どういう手段をしているのかどんな内容なのか、思わず見に行きたくなるコンテンツじゃないですか?
そんな感じで人気はすごく、実際の PV 数はもう忘れてしまいましたが、雑誌に紹介される僕の運営サイトが全く手が届かないレベルだったことは記憶しています。
それで、実際のコンテンツ内容なんですが。
全くの空白です。
記事がひとつも更新されていないのです。
サイトにあるのは「超能力で更新を毎日チャレンジする」という一文だけ。
その説明通り、超能力で更新できていないのでコンテンツが全くの空白なわけです。
そんな何もないゼロのサイトを、毎日毎日みんな気になってアクセスするわけですね。
コンテンツではなく、コンセプトデザインの勝利だな、と当時歯噛みするほど悔しかったです。
──そんな昔話を思い出したのは、脳波を取得するセンサー機器を購入したから。
商品名はそのまんまですが、メーカーは NeuroSky 社。
社名よりも「Necomimi(ネコミミ)」という商品名の方が有名かもです。
この動画のリンク:https://youtu.be/w06zvM2x_lw
たぶん Necomimi の中身(ぬいぐるみの猫の耳が付いていない基盤部分)がこの商品なのだと思います。値段的にびっくりするくらい格安になってるのですがこれが本来の値段で、猫の耳を付けるだけで値段が跳ね上がるってブランドデザインの力ですね。
パッケージは2重になっていて、外装の化粧箱をとるとこんな感じ。
対応したアプリは充実していて、かなり遊べるようです。
構造は単純」(?)で、脳波を取得して PC にフィードバックします。タブレットなんかにも対応しています。
パッケージ内容。
紙とヘッドセット本体のみ。
ちなみにこの商品は2年くらい前に購入して、直後に長期出張になったので開封すらしてませんでした。
当時はセンシングに興味あってむさぼるようにして部品を買い集めたり作ってみたいしていたのですが、瞬間を逃すとなんだか熱が冷めますね…。
日本だとたぶん売ってないと思うのですが(少なくとも当時は)海外から個人輸入してわざわざ入手したので、全部英語です。
ヘッドセットはこんな感じ。
チープというほどチープでもなく、しっかりしているというほどしっかりしていないという感じ。お洒落でもなんでもなく武骨でもないです。
乾電池で動くのですが、ここに入ります。付属してませんでした。
こういう乾電池が付いてないというのも興がそがれるところですね。
で、「脳波ってどれぐらいの正確さで取得できるの?」とかいろいろ聞きたいことあると思うのですが、僕が所有している PC が古いのしかないので、接続できていないのですよね…。
このヘッドセットが Bluetooth で接続する方式なのですが、そんなわけで接続できないわけですよ。いやーでもお金がかかりますね! 数年経ったら新しい PC 買ってるかなと思ったら未だに買ってないわけだし。
ちなみに箱を捨てようとしたところ…
こんなところに CD が格納されてた!
気づかないわ、コレ。
コメント