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■山名文夫 – Wikipedia
「フミオ」じゃないよ、「アヤオ」だよ!
日本を代表するグラフィックデザイナー&イラストレーターといえば、山名文夫さん。
彼の作品は、アラベスク模様から長いラインで緩やかなカーブが描かれるが特徴。アール・デコ形式で女性的なエレガントさ、リズミカルな感じが非常に洗練されていて、資生堂のブランド力を一気に押し上げる原動力となりました。
弓形の唇、長くカールした睫毛、アイシャドーにボブカット。
戦後の日本人にはなかったはずの概念ですが、彼の美しい作品で欧米風のスタイルに傾倒していき流行を生んだのはすごいことだと思います。
何がすごいって、この年代(1960年)の作品を今現在見ても、全然古くさくないってこと!
美しくなりたいという女性の願望を引きつけるデザイン、やっぱりすごいと思います。
このデザインの特徴が、資生堂のメイクアップ哲学とマッチして相互効果で今の企業力を形成したというのは、もう知っての通りで、デザイン表現のなせる技ですね。
山名文夫さんのデザインが、やがて平林奈緒美さんといった資生堂系のデザインに受け継がれていくという図式も面白いですね。
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