エドワード・ゴーリーの絵本「おぞましい二人」。
子供向きでもない。大人向きでもない。
無表情で、でも存在感のあるイラスト。ストーリー中に漂う虚無感と喪失感。
そしてブラックユーモア。
いや、ユーモアという表現も違うんかな・・・。
■エドワード・ゴーリー – Wikipedia
細く繊細で、そのわりに重苦しいモノトーン。
芸術性は高いけど、その雰囲気は、とても嫌なものを見た感じを思い出すというような何だか不思議な親近感と拒絶感。
僕はその残酷性をたぶん持っている。
その否定と歪んだ何か。
実話を元にした、子供を誘拐しては殺してしまう「忌まわしいカップル」の物語。人生はかくも過酷なものであると、しみじみする異色絵本。英文併記。
「おぞましい二人」は実際に1965年にあった「ムーアズ殺人事件」を元に描かれた実話なんだとか。
──って、実話を絵本かよ!
そんな残酷で夢のない絵本。
でも自分には人を愛せないと悟った人間って、どんな行動をとるものなんだろう?
片思いや嫉妬とは別次元の、自分の目の前にある絶望と、それに共感してくれるもうひとりの自分。
選択した行動の結果、世界中から疎まれることになる存在。
絵の中の二人は無表情のままです。
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問題作?傑作?
「どうにもならないこともあるんだ」を伝える作品
子供に見せてはいけない
おぞましい二人
おぞましい…
ネガティブなうさぎたち。頑張って何とか自殺をしようと、とても一生懸命になります。
とても頑張って自殺しようとする話です。
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一度は読むべき。だが…
健気だけど切ないところもあり……
とにかくウサギが全力です…
何度も見てしまう
どツボですo(^-^)o
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好きな人はもっと好きに、そうでない人はそれなりに。
Primary Books紹介がうれしい
エドワード・ゴーリーって誰?
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