近藤和久さんといえば、小林誠さんと並んでミリタリー色の強い、四角い箱で組み上げられたような描き方をするメカニックデザイナー。
彼のデザインは、重心が低く、腰にスカートにも見える重厚な装甲版をぶらさげた独特のシルエットは、戦車の発展形のようでもあり、ちょっとしたリアリティのある未来を感じるものです。
カトキハジメが出てきて、スタイリッシュなデザインに慣れてからは、なんとなく古臭くは見えてしまうけれども。
そういえば、昔はカトキは過剰装飾すぎると思ってたけど。
最近の流行のデザインはゴテゴテすぎて、スマートに見えるくらい。
とまぁ、他の人と比較しつつ紹介してみましたが、近藤和久さんという人は有名な作品の主役機を描いてはいないものの、大ベテランのすごい人なのです。
そして、愛知県豊田市出身ということは知りませんでした。
■近藤和久 – Wikipedia
僕の中では、独特のデザインがあるせいか「メカニックデザイナー」と分類されていたのですが、一般的には「漫画家」として認識されているみたい。
言われてみれば、確かに漫画ばかり描いててあんまりデザイナーとして参加したものが少ないなぁ。
まだ現役で漫画も描いてるし。
今回の個展は、地元だから実現したとのことですが、その展示数は原画 54 点と模型 8 点。
ちょっと微妙な展示数でもあるのですが、緻密に描いて当時のイラストレーターに衝撃を与えた展示品を見ることができるのは貴重な体験です。
入場料は無料とのこと。
■近藤和久おしごと展
日時:8月6日(火曜日)~25日(日曜日) 午前9時~午後6時
場所:豊田地域文化広場(〒473-0903 豊田市西田町けやき1)
内容:機動戦士ガンダムを描き続ける豊田市出身の漫画家近藤和久の原画展
(参考リンク)
近藤和久おしごと展:ガンダム描き30年 豊田で25日まで原画展 /愛知- 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/feature/news/20130808ddlk23040103000c.html
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