妖精のように座りたいチューリップの椅子


(C)tulpi.nl
オランダのデザイナー Marco Manders がデザインしたチューリップ型の椅子「Tulpi」が可愛いです。
収納状態では、チューリップの蕾のように見えているオブジェクトなのですが、花弁を開くようにスライドさせると、座る部分が構成されて椅子型に変形するというものです。
少しおふざけのあるデザインというのは、大抵機能を犠牲にしているものなのですが、この Tulpi は、花としての外観デザインの他、その自然美の有機的な曲線は人間工学にも基づいて設計されているようです。
確かにちょうど美しく身体を包み込むような形ですね。


オランダの国花という認識もあるチューリップを題材にしているのも面白いのですが、この巨大なチューリップに見える椅子が「植えられて」いる様子は、おとぎの国の花畑のような印象も受けますね。
花が開くと座れるようになっているというギミックは、子供なんかにも喜ばれますし、生活を豊かにするデザインに思えます。
実際に世界中で高い評価を得ていて、公園のような施設から屋内まで、多くのシチュエーションで設置されているようです。
屋内用では、下部がスタンドになっていて移動が可能みたいですね。少し安定感が心配ですが。
カラー展開も9色まであるみたいなので、たくさん植えれば(設置すれば)花畑のような美しく癒される休憩場所になりそうですね。
Tulpi.nl – tulpi- (公式・英語)
http://www.tulpi.nl/

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