セントレア内にあるスープストック。
東京事務所に寄る時に何回か食べてた。
「Tokyo」という名前からか、ずっとヨーロッパとかで成功した企業が日本に進出してきたとばかり思っていたのですが、とんだ勘違いですね。
登場したのはかなり昔なのですが、当時は「スープ」が商品になるみたいなイメージは無く。
お腹のふくれなさそうな「スープ」を主商品とした店舗が売れるのかなぁという雰囲気もあったのですが、女性のランチや健康志向ブームなんかも相まって、普通に爆発的にヒットしてましたね。競合もないので売りたい放題。
ヒットの原因というか仕掛け方が、「飲むスープ」ではなく「食べるスープ」というイメージでの販売戦略。
サンドイッチやおにぎりなどに逃げることなく、スープ only、スープで売り切る・貫き通すという企業の姿勢も凄かったですが。
そんなメニュー展開とモダンなデザインコンセプトといったブランドイメージの作り方が、上手でしたね。
三菱商事関連の企業だったということもあって、駅とか機内食とかにも販売経路を持ったみたいで、今では日本中でいろんなところの食事サービスに紛れ込んでいる気さえします。
デザイン的には、白地をいかしたゆったりとしたもので、高級感やファッション誌のようなお洒落感がありますね。
そんなスープストック。
■Soup Stock Tokyo 食べるスープの専門店
http://www.soup-stock-tokyo.com/
写真は「スープストックセット」。
Sカップのスープが自由に選べて2つと、パン or ご飯というセット。
スープは何かのカレーと、ボルシチ。
ボルシチはお肉が結構入ってます。
レモンとヨーグルトが入っているので、それで酸味を加えています。
ただこのレモン、スープの中にどっぷり浸かっているけど、どうやって絞ればいいんだろう・・・。
あとスープストックのパンは綺麗ですよね。
こういうとこもこだわりを感じます。
メニュー展開には「スプーン1本で食べられる」というこだわりがあるらしく、食べやすくカットされた野菜や煮込み方などに工夫があります。
セントレアの中にあるお店はフードコートなので、便を待つ他のお客さんも多く、座る席を確保するのに苦労します。
あと大きな荷物がそこら中にあって、カウンターでスープを受け取ってテーブルに運ぶ時にかなり苦労します。熱いし。
でもそんな苦労をしても食べたくなるスープ。
オンラインショップでレトルトを販売していることもあって、セントラルキッチン方式かと思っていたんですけど、実は違うらしくて。
ブランドイメージを定着させる意味もあって、店員さんがかならず料理するみたい。テキパキ働く女性を店頭で見せることで、主ターゲットである女性に「カッコイイ」と思わせるみたいですね。
驚異の「20代~30代の女性が顧客の9割」というのも頷けます。それだけ絞ってこれだけ売れるんだから凄いなぁ。
というかブランド戦略の徹底がすごすぎ。
売れる企業というのは、これがしっかりしているのだと思います。
スープ・ストック・トーキョー 中部国際空港店 (スープ / 中部国際空港駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
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