コンベンションビューローでのプレゼンの後に、那覇市内のラーメン屋さんに連れて行ってもらいました!
このお店は、沖縄県内の「家系」の先駆けとなった、パイオニア的存在なのだそうです。
伝統的な「沖縄そば」がある沖縄に、このガツンとしたラーメンが登場したという歴史の瞬間を想像すると、なんだか楽しい。
当時、それはもうセンセーショナルだったでしょうね。
お店の周囲に漂う「とんこつ臭」は、それはもうすごいです。
山岡屋のこととかを思い出しました。
お店の入口。
看板や暖簾が綺麗で美しいのが印象的。
すごく店を大事にしていて、自分の仕事にプライドを持っている人たちなんだと思う。
ラーメン屋さんで、脂でぎとぎとにならない店も珍しい。
デザイン業界でも同じことがいえるけど・・・
「デザイン」を勘違いして、ロゴ等を変形させたり色を変えるアホがいるけど、こういうところでイチから教育させたいくらい。
思想の無いやつがいい仕事できるわけないでしょ。
店に入る前の入口に券売機があって、そこで購入。
ラーメンに種類があるわけでなく、全部同じ麺&スープに、量とトッピングが変わるだけみたい。
わかりやすくて、選びやすい。
迷う必要が無いって、いいね。
店内は、わりと広い。テーブル席とカウンター席。
匂いも匂いなので、客層は、男子のみ。「漢(ヲトコ)」にしか分からない世界ですね。
券売機で購入したチケットを店員さんに渡す。
麺の硬さ、味の濃さ、脂の量をカスタマイズできるとのこと。
いつもなら「濃いめ」なのですが、事前情報で「こってり」と聞いていたので、「普通」にしてみました。
ランチだと「味玉」か「ライス」がサービスとのこと。
味玉が食べたいな、と思っていたので丁度良かった。
っていうか、券売機に書いておいてくれないと味玉とライスを購入しちゃう人がいるんじゃないかと思うけど。書いてあるのかな。
ラーメンきた。
初見の印象としては、「色が薄いかな?」でした。
濃いめを見慣れてしまったからだろうか。こってりを極める道に足を踏み込みすぎたか・・・。修羅の道は果て無き孤高の道だぞ、兄弟。
麺は、すごく良い麺らしい。
ツルツルの中太麺。
印象としては「沖縄そば?」という感じ。
すごく整えらえた感じだけど、もうちょっと粗っぽい感じの方が合うかな、という抽象的な感想。
スープの方は、もっと豚骨系かと思っていたけど、魚介の方が多いようなイメージ。
脂の量はデフォルトで多いけど、正直そこまでガツンとくる味じゃない。東京の人とか食べたら首をかしげるレベルだと思う。
ただバランスが丁寧というか、家系にありがちな乱雑さを感じさせないのは、複雑さがないからなのかなぁ。
僕的にはもっとベースの上にいろいろ入っててもいいというか。
もっと化学調味料をつっこんだようなものを想像していたからかもしれない。
美味しいと思うけど、もっと毒々しいラーメンを知ってる者としては、少し大人しいというか客に優しいというか。
沖縄的な「家系」なのかな、とも思う。
あと、味玉がしょっぱくて、すごく美味しかった。めちゃめちゃ好み。
チャーシューはあんまり好きじゃない。もっとトロトロのが好き。
でもファンが多いというのが頷ける一杯でした。
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