家で仕事ができるように、と作ったワークスペースですが、少しでも快適に仕事できるようになるべく開放感のある設計にしています。
そのため、壁の部分をくりぬいて、風通しをよくしてみました。
業界的には「壁くり抜き施工」というらしいです。
この「壁くり抜き施工」の工事費用ですが、一式2万円。
木材をむき出しにしてルーバーのような見た目にするタイプと、壁のクロスをそのままにくりぬくタイプがあるようです。
ここの部分をどうするか悩んだのですが、結局、後者の「クロス巻きこみ仕上げ」という施工方法にしました。
この「クロス巻きこみ仕上げ」、いわゆる壁紙(クロス)を壁に巻いていくように仕上げる方法です。
ウチの場合、クロスは細かくラインが入るようなデザインだったので、あまり「巻きこみ仕上げ」というのがよくないらしいです。
壁紙が交差する部分があると、ライン系の模様が縦と横が交わる部分が出てくることで綺麗に揃わなくなるというのがその理由。
そのため、天井は別のクロスを選択するしかありませんでした。
天井用のクロスってそういう理由で線系の模様がないんですね!
そう言われると、天面と底面に「向き」が発生するので、レイアウトに苦労しそうですね。
この施工をした人は、壁紙の模様も考慮した方がいいっぽいです。
ちなみに反対側は階段。
この階段室のところまで壁をぶち抜くという構想もあったのですが、裏に階段があると手すりを設置しないといけないので腰高までの壁が発生します。
このワークスペースには PC を置くことができる広めのカウンターを設置したかったので、腰高までの壁は結局必要なのですが、ぶち抜き寄りは「くり抜き壁」があったほうが面白いかな、とこういう形になりました。
実際の仕事風景は、こんな感じ。
明かりが四方から入ってくるし風通しはいいし空気は流れるしで、かなり快適。
身長が高ければ、このスリット部分から部屋の中をのぞき込むこともできるのですが、そもそもドアの無いオープンなスペースなので、特に気になりません。
将来的にプライバシーが欲しいと思ったら、この部分にロールカーテンなどを設置すれば、密閉空間の出来上がり。
壁が無いだだっ広い空間も良いのですが、こういう壁くり抜き施工も変化をつけることができて楽しいですよ。
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