「M2M」とは、「Machine to Machine」の略で、人間が介在することなく機械同士が情報をやりとりすることです。
「IoT」と似たようなキーワードなのですが、IoT が有名になりすぎたのに対して M2M は何故かバズらなかった不遇のキーワードですね。しかし最近では、IoT と区別した概念を与えられ、その分野に注目を浴びているようです。
IoT とは Internet of Things の略で「モノのインターネット」の意味。あらゆるモノをインターネットに繋げることでモノと端末間での情報のやりとりと制御を行うというものです。
この仕組みにより、巨大なビッグデータへのアクセスや直接目視しにくかった状況データが分かるようになりました。
自宅のエアコンの遠隔操作や自動ロックなどの「スマートハウス化」は、まさに IoT ですね。
その他にも、工場内の監視、渋滞情報などが IoT です。
IoT では接続される「モノ」が機械であったりビッグデータであったり人間であったりと、定義されていません。
M2M は、機械同士の「モノ」と「モノ」の通信で、機械が機械をコントロールするという概念です。
解りやすいのは、人感センサーでしょうか。
センサーによって収取されたデータで、照明のスイッチが入るというものです。
そして M2M が最近注目される理由は、やっぱり自動車の自動運転です。
テレビCM でも多くのメーカーから最新機種の車が自動ブレーキ機能や自動クルーズ機能など謳われています。
IoT の発達というより、ディープラーニングなどここへきての AI への注目が、M2M を後押ししているともいえますね。
人口知能を搭載した端末2台に会話をさせていたところ、「突然2台だけに通じる独自言語をしゃべりはじめたので人工知能を凍結した」という気味の悪いニュースもありましたが、将来的に映画ターミネーターのような人工知能の反乱もありえるのでしょうか…まぁエネルギーの永久機関が開発できない限り難しいですけど。
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