更新しやすければ、いっぱい触れる

工業製品においては、まず性能ありきののはもちろんですが、インタラクティブなWEBでも「触り心地」「操作のしやすさ」はとても重要です。
自動車が走行性能そのものだけではなく、「長時間のドライブで疲れにくいか」という視点でシートやハンドルの形や位置などが評価の決め手にもなりうるように、設計という本来の意味でのデザインがサイトの改善ができる場合もあります。
聞くところによれば、こういう研究は戦争中に最も盛んだったらしいです。
戦争でパイロットの人材不足に陥ったため、生還率を上げるためと新人パイロットの教育簡易化のために計器類を簡略化する研究が始まりだったとか。
パイロットの操縦技術には「計器類を正確に読み」「様々な操縦桿やボタンを適切に操作する」のが必要だったため、誤読しにくく、誤操作しにくい仕様にすることで事故を減少させることに成功したそうです。
僕の感覚だと「それよりも製品の構造のほうを簡素化して、コストを下げることで迅速に大量生産したほうが戦争に勝てるんじゃね?」とも思ってしまうのですが、作り手側・売り手側だけの考え方なんですかね。
作りやすい方法よりも、利用しやすい方法を、ということでしょうか。
でも僕は、WEBでは更新作業がしやすいように構造を簡潔にすることは必要だと思います。
せっかく作ったサイトなんだから、なるべく多く臨機応変にいろんな情報を掲載するようにして、世の中の流れに応じて情報を発信できるようにしたほうがいいからと思うからです。

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